素敵な私になるために

『生きているって素晴らしい!』そう感じられる喜びを。
毎日のワクワクを自分にも、あなたにも。

松本圭子 ソプラノリサイタル

2011年10月31日 | コンサート

今日は昨日よりずっと良いお天気。 Hayyp Halloween!!です。

コンサートのお知らせです。

ソプラノの松本圭子さん、11月13日(日) 14時から王子ホールでソプラノリサイタルを行います。

彼女は東京藝大を卒業、ずっと研鑚を重ねて、2年に一度はリサイタルを行っています。この弛まぬ努力、頭が下がります。

若い時は誰でも声が出るのでしょうけど、歳を重ねるにつれて筋肉は衰えてきます。それでも40代、50代になって人様の前で歌うと言うには、白鳥が水面下で必死に足を動かしているごとく、見えない所での自分への鍛練・努力はどれほどのものか・・・。

聞くところによれば、器楽のテクニックのピークは20歳くらいだとか・・・。しかしながら声楽は体が楽器なので、まだ20歳では完成しておらず、大学を出てからいかに良い勉強をし続けるかで、後年違いが出てくるとか。

なので毎日コンクールなどで、入賞者が器楽は10代~20代前半が多いのに対して、声楽は20代後半から30代になるのだそうです。へぇ~、でした。

だれびととて、いつまでもピークを保てるはずもなく、それからは下り坂へ向う自分への鍛練の始まりでしょう。 そしていつか迎える50代。 それはそれは芸術を追求する方にとっては、私達が想像できない厳しい道のりだと思います。

彼女は絵も好きで美術館を回れるパスを持っては、時間を作り、さっと絵を見に出向きます。また建築も大好きで、我が娘たちが建築へ進んだのを羨まし~いと、暇を見つけては資料や情報を下さいます。

歌も絵も建築も同じ芸術。 さすがに芸術家だわねと言ったところ、「歌は自分にとっては苦行よ」と。「滝に打たれているようなものよ」なのだそうです。

好きだからこそ続けられる、でもその奥には、表面では現れない自分の内にある真への追及。普通に暮らしている私たちからしたら、すごい領域です。

また、彼女はものすごくアクティブでフットワークが軽い方、探究心旺盛で情報もいっぱい、私はいつも色々と教えて頂いています。 光が丘美術館を教えてくださったのもその1つ。

そもそも、このブログを書くきっかけを作って下さったのが彼女です。

そう、昨年のお正月に「日記を書け」と言って下さったのが彼女。 私のブログはそこから始まりました。

そんな彼女のリサイタル。 人間として内なるものを磨き、声帯を鍛え、精神と技術の複合された結果がどのようなものか、ぜひ多くの方にお聞き頂きたいと願っております。

ソプラノ 松本圭子。 一人の人間の鍛練の軌跡を追いかけてみるのも面白いかと思います。

チケットお預かりしています。 3500円 自由席 お申込みは 090-1700-0944 まで。

詳細はHP にも。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿