素敵な私になるために

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小さな進化、でも大きな進歩

2011年08月20日 | 日記

陸前高田市を支援する葉書 7枚で500円+消費税 (町田市の書店にて)

今日の東京はうって変わって涼しい(朝など寒い)一日でした。でもこれで夏は終わりじゃないはず・・・。

さて、私事で恐縮ですが、私は相当な人見知りなのです。

今の私を見ている方は誰もが、「ウソでしょ!」と仰いますが、本当なのです。

小学生の時は答えが分かっていても恥ずかしくて手を上げられず、教室の前に出て話す時は真っ赤になって、もじもじ・・・。 そんな子どもでした。

自分でも言いたい事を言えないのは嫌だなと、努力してきましたが、未だにその影は引きずっているのです。

ところで、私の住んでいる場所は小高い山の上、駅からバスで2つ目ですが、大抵はバスを使います。そのバスはほぼその地域に住んでいる人のみが使うバスで、通勤時間以外は1時間に3本しかありません。

つまり20分に1本のバスです。 

ところがこのバス、目の前で発車することがよくあります。駅ビルの出口を出た直ぐ前にバス停があるのですが、ドアを出て、10歩歩く間に発車してしまう事が多々あるのです。(一度はバス会社に発車する時はよく見て下さいと文句を言ったこともあるのですが)

目の前にバスがまだいても、ドアは開かず、手を振っても運転手さんは気がつかず、残されて腹立たしい思いで、次のバスを待ちます。

逆にバスに乗っていて、走ってきて、目の前でバスのドアが閉まり、取り残された人を見かけても、とっさに声が出ず、「あっ」と思っているうちにバスは発車、「あ~あ」となることを大抵の人が経験しているのです。

ところが、先日私の後ろに座っている女性の方が、とっさに、「運転手さ~ん、乗る人がいますよ~」と大きな声を出されて、危うく取り残される方は乗車出来たのです。

この時、私は後ろの方に「偉い!」「良く言って下さいました」と声をかけたかったくらいでした。(でも、それさえもできなかったのですが・・・)

たぶん、このバスに乗っている方はみな同じ思いや取り残された経験をお持ちなのでしょうが、中々バスの中で大声を張り上げるには勇気が必要です。

ところが、先程帰宅でバスに乗っておりましたら、やはり走り込んできた方が運転手さんに手を振っておりました。ところが、運転手さんは気がづかずにドアを閉め、発車しそうに。

その時です、「すいませ~ん、乗る方がいます」と、また大声で叫ばれた人が。ドアは開き、2名の方が無事乗れました。

なんとその大声を出したのは、私だったのです。

自分でも驚きでした!ドキドキもしておりませんでした。ほんとうに自然にその言葉が出てきたのです。

「はぁ~?」「なんで私?」と心の中で自問。 でも嬉しかったです。進歩したんだぁ~、やっと言いたいことが言えたんだぁ~と。

たわいもない事なのですが、私にとっては大きな変化なのです。14年間このバスに乗りながら、一度も言えたことが無かったのですから・・・。

この前の女性の方が私に大きな勇気を与えてくれたのですね。

私が大きな声で叫ぶと、目の前に座っていらした方が、「良くやった」的に大きくうなずいておりました。

こうして、次にも乗り遅れた方がいた時に、誰かが勇気を持って声を出して頂けたら、皆がみんなを助けあう形になるのでしょうね。

何か小さな事でしたが、すごく嬉しい事でした。



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2 コメント

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Unknown (Yukie C)
2011-08-21 11:23:36
今度は私が妙子さんから勇気をもらいました!
私も日々の努力、小さな進歩、逃げずに日々前進しようと頑張ります!
(これは、英語コンプレックスとシャイな私に!)
妙子さん、ありがとう!
返信する
こちらこそ ありがとう! (mahlersymphony8)
2011-08-21 16:03:36
あらやだ、私から…ですか?

小さな事がどなたかに何かを与えることが出来たなら、ブログを書いていて、こんな嬉しい事はありません。

こうしてコメントを頂けるだけで、私も皆さんから勇気や元気を貰っているのです。

こちらの方こそ、ありがとう!です。
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