サプライズコンサートVol.1『美術館で聴くコンサート』も無事終わりまして、そのご報告がすっかり遅くなり、早1週間。
早いですねぇ~時間の経つのが・・・。
先週の日曜日、お天気にも恵まれ、(恵まれすぎて暑かったほど・・・)満員のお客様で無事コンサートを終えることが出来ました。
森田画伯の大きな絵に囲まれた中で、茶色の綺麗なピアノが今かと弾き手を待っておりました。
絵をご鑑賞頂くために、通常の開場より30分早い、1時間前に今回は扉を開けました。すでに外では並んでお待ち頂いていて、「1分でも早く開けたい」と心は騒ぎます。しかしまだリハーサルが・・・。
それでも1時間前に開場することが出来ました。 やはり今回は絵をご覧頂くために、皆さま、いつもよりご来場が早いこと。
すでに開演20分前には、3分の2ぐらいのお客様がお席に着かれて、開演をお待ち下さる状態でした。
これは嬉しい誤算か、はたまた単なる誤算か・・・。 あまりお客様を待たせるのも・・・。
と言って、早く始めるわけにもいかず・・・。少々冷や汗が・・・。
出演者にはon timeで始めますからと言いつつ、気持ちはちょっとでも早く。
いよいよお二人がステージへ。
前半はベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」とモーツァルトのヴァイオリンソナタ。
こじんまりした蔵の美術館に繊細な音色が響きます。
お二人ともちょっと緊張してる? う~んまだ堅いかな? でも良い音色です、うっとりして聴き入ってしまいます。 でも暑いわ!
館の方が演奏の邪魔になるといけないと、気を効かせて空調を止めて下さいました。私もOKと思っていたのですが、天気に恵まれたせいで、ちょっと暑い? 演奏者はライトを浴びているので燕尾服を着て汗だくだったそうです。(ごめんなさい)
休憩20分には下の階で、お菓子(手作りクッキーとケーキ)とお茶のサービス。
しかも、奥の茶室の展示されている前では、お抹茶の振る舞いも。
これって、私が一度やってみたかったことなのです! そう、お抹茶を飲めるコンサート。
こんなこと、普通のコンサートでは到底できません。 今回のコンサートでさえ、『?』でした。
休憩時間にお抹茶を飲んで頂けたらいいなぁ~と前から頭の隅っこに有ったアイディア。
でも、短い休憩時間にいっぺんに飲んで頂くのは不可能だし・・・。そんなに大勢の点てる方もいないし・・・・。 なんて、ダメダメづくしで、何処かへいってしまっておりました。
ところが、今回、ちょっとしたご縁で、静海苑さんが100人分のお抹茶を点てて下さるというではありませんか。なんと奇特な、それもボランティアでです。
「え~本当ですか?」と当日までどうなるか半信半疑でした。
でも本当に短い休憩時間に、休憩で40人分、終了時に40人分を点てて下さった「お茶の静海苑」さまには感謝でいっぱいです。 ありがとうございました。
また、そのお抹茶が甘くておいしいのです。 同じお抹茶を家で私が点ててもあんなに甘くならないのは、やはり点て方がお上手なのですね。
スタッフの一人がびっくりしておりました。あんなに行列を作って並んでいらしても、少しも動じず、丁寧に作法を守って点てていらっしゃるお姿に感動でしたと。
そんなこんなで、休憩時間は直ぐ終わり、第2部へ。
2部ではショパンやリスト、クライスラーの曲をやわらかく、綺麗に、時にはダイナミックに演奏いたしました。
お客様の感想では、若いけど、とても繊細な音色で温かく、将来が楽しみだと。
ヴァイオリンの桜井大士作曲のオリジナル曲も演奏。 私も初めて聴きましたが、なかなか綺麗な素敵な曲でした。
アンコールはトロイメライとチャルダッシュ。 もっと聞いていたいと思えるほど素敵な時間が流れました。
演奏会が終わって数日後、演奏家のお母様からお電話頂き、息子が今までで一番良い顔をして演奏していましたとお歓びのお言葉を。
ご本人も本当に楽しかったと言ってらしたそうです。
良かったです!!! これなんですよね。 まずは演奏家が弾く事を楽しまなければね。
その歓びが聴いている方にも伝わるのだと思います。
時々、お客様を忘れてたり、自分に酔いしれてしまう方もおります。
が、そうではなく、お客様に、演奏できる歓びを、自分の奏でる音によって何かを伝えることの喜びや感謝を、演奏して頂ければ、自然とこちらもその歓びやエネルギーを感じ取ることができ、心に響くのだと思います。
このお母様からのお言葉を頂いて、今回のコンサート、まずは上出来と一人笑んだのでした。
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