ムーミンパパの気まぐれ日記

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気仙沼

2021-11-24 | column
 宮城県気仙沼市に行ってきた。2020年にコロナ禍が始まってから、都外に宿泊を伴う旅行をしたのはこれが2回目。(ちなみに、宿泊を伴うものでなければ、緊急事態であろうがなかろうが、試合さえあれば都県境を越えて埼玉スタジアムに出かけている(笑))前回出かけたのは福島県会津若松市だったから、まずは東北に向かうというのが私の習性なのかもしれない。
 ともあれ、気仙沼は朝ドラ「おかえりモネ」で一杯でした。街中のお店には必ずと言っていいほど「おかえりモネ」のポスターが貼ってある。というか、大概の店は2枚以上貼ってある。もし清原伽耶が気仙沼市長選挙に立候補したなら、間違いなく当選するんじゃないかと思うほどである。お土産物に入れば「おかえりモネ」ライセンス商品のコーナーがあるし、食堂に入れば「モネちゃんセット」があり、ホテルのロビーには「おかえりモネ」ロケ地マップがある。いやあ、朝ドラの威力恐るべし!である。しかも、実際に街中を歩いていると、それらしい聖地巡りのシニア世代がウロウロしているのである。もちろん私もその一員として街歩きをしていたわけではある(笑)
 それほど観光スポットがたくさんあるというところはないけれど、朝早起きして眺める気仙沼漁港の景色はとても素敵なものでした。当日の日の出は午前6時4分。残念ながら、この時期から見ることができるという気嵐(けあらし:海の上を霧が立ち込めたような状態)を見ることはできなかったけれど、漁船のエンジンの音で目が覚めて見る港は一度は見る価値があると思う。早起きついでに気仙沼漁港まで歩いて見学をしてきたが、次々に入港してくる船がカツオの水揚げをしていく様子を、小一時間は飽きずに眺めていた。入場無料なのがまたいい(笑)
 街に入ってすぐ「気仙沼には初めてですか?」と地元の人に聞かれて、少し考えながら「はい」と答えたのだけれど、あちこち歩いていて思い出してきた。来たことあったなあ。2011年夏、内陸に流されてそのまま居座っていた大きな船、ひび割れて沈下してしまっている岸壁、まだ避難された方がいるホテル。ほんの数時間いただけで移動してしまったせいもあるけれど、あの時見た風景と余りにも違っていて記憶の照合ができなかったのだろう。東日本大震災から10年。見た目は変わっていても、まだまだ復興の途中なのだろうと考えさせられる。
 ようやく少しは旅行ができるようになってきました。みんな考えることは同じらしく、まずは近場の温泉が賑わっているようですが、そんな密なところに行くくらいなら、被災地復興にちょっとだけ協力してみるのはいかがですか。

 気仙沼さ 来てけらいん
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1 コメント

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訪問ありがとうございます (チエちゃん)
2021-11-28 20:46:47
東北の被災地のことをいつも気に掛けていただきありがとうございます。
私も、かなり前に気仙沼に家族旅行したことがあって、その時立ち寄ったお土産屋さんに3.11震災の時、津波が押し寄せる映像を偶然に見て、驚きと悲しい気持ちになりました。
あのお土産屋さんは営業を再開できたのかしらと今でも時々思い出します。

消費をして経済を回すことも大切とは思っていても、私はまだコロナが怖くて、外出できません。
新しいコロナ株も出てきたので、第6波は必ず来ると思っています。
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