食玩

　私の趣味の一つに食玩集めというのがある。最近はやりのお菓子についているおまけのことである。もともとグリコのおまけなんかを大事にとっておく方ではあったのだが、ここに来てスイッチが入ったかのように買い集めている。ただ、さすがにこのところは発売される種類が多すぎて、全部を買っていたら破産してしまうので、かなり的を絞るようになってはいるが。

　で、そんな中でも集め続けているのがお茶犬＆お茶猫のシリーズである。このキャラクターは今やかなりメジャーで様々なタイプの食玩が発売されているし、独立した玩具としてぬいぐるみなども売られている。アニメになってテレビ放映もされているので、みなさんも一度くらいは目にしたことがあるかもしれない。（イメージがわかない方こちらをご覧ください。）そんなお茶犬＆お茶猫であるが、今日出勤前にコンビニに寄ったら、伊藤園の「お～いお茶」のペットボトルに付いているのを発見した。この種の食玩は販売予定数が決まっているので、見つけたら即座に買うのが鉄則であり、私も一気に１２本のペットボトルを買い、重い袋をぶら下げながら出勤した。今回のお茶犬＆お茶猫の種類は８種類。これにシークレットと呼ばれるレアものが２種類あって、計１０種類を集めればコンプリートするのだが、何が入っているかは袋を開けてみるまで分からない。１２本買ったので大体６種類くらい集まれば上出来だなと思いながら開封して驚いた。次から次へとチャイという名前のお茶犬が出てくるのだ。最終的にチャイが９体、リョクが２体、ハナが１体の３種類しか出なかったのである。このシリーズは何回も買っているが、これほどまでに確率が悪いのは初めてである。相変わらずの不幸シリーズがまだまだ続くのかなとも思ったが、これはちょっと違う種類の驚きではある。ずらりと並んだ黄色いお茶犬のチャイを見ながらがっくりと落ち込み、朝から思いっきりモチベーションが下がってしまっている。

　しかし、こんなことでくじけないのが食玩マニア。きっと昼休みにはまた大量のお茶を抱えて職場に戻ることになるはずである。
　果たして結末やいかに。乞ご期待