昨日、一昨日は仕事やらサッカーやらでずっと表にいたものだから、すっかり鼻の頭が赤くなるほどに日焼けをしてしまった。あんまり赤くなると酒焼けですかとかゴルフですかなどとどうでもいい詮索をされるので受け答えが結構面倒くさいといった問題はあるが、それでも男だから別に日焼けなんぞは気にしなくてもいいようなものである。だから女性のように大きな帽子をかぶったり、日焼け止めクリームを塗ったりすることもない。まあ、ナチュラルに日焼けしてしばらくしてさめてくるといういつものパターンだなあと暢気に構えていたのだが、どうもそうも言っていられないらしいのである。友人の言によれば、そろそろ老人性のシミに気をつけなければいけないお年頃になっているのだから、なるべく日焼けはしないように気をつけた方がいいそうである。最初は、こいつそんなこと言ってどこかの美容部員か何かに騙されてクリーム売りつけられたんじゃないのかあ、などと思っていたのだが、改めてしげしげと鏡を見てみると確かにちょっとこう小さな見慣れないホクロみたいなものが増えているような気がしないでもない。40歳を越えたら自分でも気付かないうちに加齢臭がするのだから気をつけた方がいいと言われて以来の衝撃である。だからと言って、仕事で外回りするのにまさか日傘を差して歩くわけにもいかないし、日焼け止めクリームを塗ってから出かけたりしようものなら若い女性社員から白い目で見られるのは確実である。それにかなり昔に見たテレビ番組で、そもそも子供の頃から紫外線を浴びないようにしないと肌は白く保てないというような話を見たような記憶がある。それが正しいのだとしたら、三丁目の夕日ではないが、ランニングシャツと半ズボンをユニフォームに夏休みを過ごしていた少年が、今さらちょっとばかりの抵抗をしたところで無意味ということになる。それにまあ、これから女性にモテようなんて無駄な野望を持っても仕方ないのだから、シミの一つや二つ、いや十や二十を気にしたところでしょうがないと言うものであろう。かくして素直に老いを受け入れざるを得ないということに結論は落ち着くのであるが、それでも多少はひっかかているのである。私にもまだちょっとだけ妙な色気が残っているのかもしれない・・・
ちょっと日焼けしただけでそこまで考えるのも考えすぎなのかもしれないけどね。
ちょっと日焼けしただけでそこまで考えるのも考えすぎなのかもしれないけどね。
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