51,651人

　24日水曜日、アジアチャンピオンズリーグ（ACL）準決勝第２戦が行われた。ミッドウィークのゲームにもかかわらず、公式入場者数は51,651人を数えた。一週間前の水曜日に大阪で行われた日本代表vsエジプト代表との試合の観客数が41,901人だったから、スタジアムの大きさや親善試合と公式戦との違いがあるので単純には比較できないが、ものすごい数のサポーターが集結したことは間違いない。
　第一戦でのアウェィゴールのアドバンテージを生かせず、延長・ＰＫまでもつれこむ展開。結局は決勝進出を決めたものの、はらはらドキドキの試合だった。埼玉スタジアムでのPK戦といえば、横浜Ｆマリノスとのチャンピオンシップ第二戦、去年の天皇杯での磐田戦がすぐに思い浮かぶ。どっちも心臓が止まりそうなほど緊張した。もちろん、今日も気持ちは変わらない。祈り、叫び、拳を突き上げる。そんな緊張から解放された後、「まったくレッズって奴はもう！」などと、半分泣き顔のような笑顔を見せたサポーター達が話し合っている。口には出さないけれど、「俺たちがついてなきゃだめなんだよなあ」、「出来の悪い子ほど可愛いってことだよ」、「悪女の深情けっていう言葉はこういう時に使っていいんだっけ？」・・・、みんなそんなことを考えているに違いない。
　思えば、お荷物と言われ、Ｊ２にも降格した。駒場スタジアムのスタンドで何度ため息をつき、涙を流したことだろうか。そんなレッズがアジアの頂点を目指して後一歩の所まで来ている。
　All Come Together！
　やっとここまでたどり着いたのだから、みんなで頂点までたどりつかなければ意味がない。Finalistの称号が欲しくて戦ってきたわけではないはず。アジアクラブNo.１の栄光をつかみ取ろう。
　それがPride of URAWA。