兼題「夏掛け」「葦簀」
手繰り寄せ夏掛け腹におさまりし
夏布団手足はみ出し大の字に
岩風呂の葦簀屋根より月明り
葦簀茶屋砂に足跡続きけり
立てかける葦簀に砂の嵐かな
瀬の音や闇に葦簀の明かりもれ
兼題「蝌蚪」おたまじゃくし
大鳥居蝌蚪生れし池底うごく
蝌蚪一つ大斎原の木立かな
(おおゆのはら)
水田に残る足跡蝌蚪の群れ
雲流る熊野古道や風薫る
最南端の白き灯台初夏の風
初夏の海橋杭岩のシルエット
兼題「夏掛け」「葦簀」
手繰り寄せ夏掛け腹におさまりし
夏布団手足はみ出し大の字に
岩風呂の葦簀屋根より月明り
葦簀茶屋砂に足跡続きけり
立てかける葦簀に砂の嵐かな
瀬の音や闇に葦簀の明かりもれ
兼題「蝌蚪」おたまじゃくし
大鳥居蝌蚪生れし池底うごく
蝌蚪一つ大斎原の木立かな
(おおゆのはら)
水田に残る足跡蝌蚪の群れ
雲流る熊野古道や風薫る
最南端の白き灯台初夏の風
初夏の海橋杭岩のシルエット