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新型コロナの「国産ワクチン」の現状況は

 新型コロナウイルス用の国産ワクチンの実用化へ
塩野義製薬、第一三共、KMバイオロジクスとアンジェスの4社が先行、早ければ2022年にも使用できる見通しだ。

 塩野義は2022年3月までに実用化
塩野義製薬は2021年10月21日に、第2/3相臨床試験を始めた。安全性と有効性を確認する第2段階の試験で、2021年中に最終段階の第3相臨床試験も始め、実用化を目指す。
 同社は、アジュバント(ワクチンの効果を補強する物質)を変更した新製剤の第1/2相臨床試験を8月に開始。現在までに忍容性(耐えうる副作用の程度)が確認でき、安全性についても大きな問題はなかったことから、次の段階である第2/3相臨床試験に移行した。さらに大規模な第3相臨床試験に進む予定で、現在承認申請に向けて、厚生労働省や独立行政法人医薬品医療機器総合機構などと協議を行っていると。

 第一三共も10月21日に、3月に始めた第1/2臨床試験の結果を発表した。それによると、新型コロナウイルスの感染を防ぐ抗体が増えていることが確認できたほか、安全性ついても大きな問題はなかったと。
 同社では11月から第2相臨床試験を始め、2022年3月までに第3相臨床試験に入る予定で、2022年度中の実用化を目指すと。

 明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクスは9月21日に、3月に開始した第1/2相臨床試験の結果を発表し、忍容性が確認でき、副反応も想定を超えるものではなかったとした。2022年度中の実用化を目指す、前倒しすると。


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