勝手に『成均館スキャンダル』 Lesson18

私の語学能力を知らずして、ココをヒットして下さった方は、まず「はじめに」を読んで下さい。

ユンシク：今、何て・・・？この事件の背後に誰がいると？

ヨンハ：ごめん、テムル。確実な話じゃないから。

と、ヨンハが手に入れてきた重要書類（土地の売買契約書かな？）に目を通すソンジュン。

ソンジュン：この書類の持ち主がわかれば、主謀者がわかるのですか？
私にそれをやらせて頂けませんか？もし、私の父が絡んでいるとすれば、私が適任だと思います。

ひとり、酒を飲んでいるジェシンの前にヨンハが現れる。

ヨンハ：お前がこの調査を止めようと言ったのは、テムルのためか？
イ・ソンジュンが傷つく事で、キム・ユンシクも傷つくと？

ジェシン：・・・。

ヨンハ：何てこったい。お前、いつから知ってたんだ？
はぁ～イ・ソンジュンは行ったぞ。書類を持って、左議政の元へ。

場所は変わって、ソンジュンの家。

左議政：これは何だ？

ソンジュン：それをお尋ねするために来たのです。土地の権利者はペク・トンス。うちの執事でしたね？

左議政：そうだ。

ソンジュン：それでは、この土地の本当の持ち主は父上と言う事です。なぜ、この書類を城の警備に
当たっていた者が持っているのでしょう？

左議政：これ以上聞くな。全ての事から手を引きなさい。

ソンジュン：私が知ると、まずい事なのでしょうか？

左議政：金勝之詞は、泣き世子を憐れんで先王がお作りになったモノだ。
国家安泰のため、父子が憎しみ合う事は珍しい事ではない。
先王が勝者で亡き世子が敗者であり、それ以外のモノではない。

ソンジュン：それでは、それが正論であれば、なぜ金勝之詞の存在を隠す必要があったのでしょう？

左議政：金勝之詞を隠したのではない。先王が亡き世子を憐れむ気持ちが公になる事を
恐れたのだ。そのような弱気な王では、世の中に争いが起こり、再び血が流れる世が来るのは
明白であるからだ。この私の忠誠心は歴史が証明するだろう。だから、金勝之詞に関わるな。
お前が関わる事で、この李家の存在が危うくなる。

ソンジュン：では、父上は、この家を守るため、スンホン博士とヨンシン先輩を亡き者に。
金勝之詞を消滅させたのですか？

左議政：違う。

ソンジュン：それでは、私が以前のように父上のおっしゃる事を信じるためには、
この目の前にある書類、金勝之詞や博士達の消息を明らかにしなければなりません。

と言って、立ち去ろうとするソンジュンに対し・・・。

左議政：この父に背を向けるのか

ソンジュン：父上は正道を通すため、父子が反目しあう事もあると、おっしゃいましたよね？
私は父上に刃向かう道を選びます。

一方、夜になっても、ユンシクは図書館で手掛かりを探し続けていた。
そんなユンシクを心配するジェシンであったが、ユンシクの指輪が気になって仕方ない。

翌朝、秘密基地でソンジュンの帰りを待つヨンハとユンシクであったが、そのソンジュンは
なかなか帰って来なかった。

街でソンジュンの帰りを待ち伏せしていたジェシン。

ジェシン：ちょっと話がある。もう、やめにしよう。その権利書の事は分からなかった事にしよう。
我々に下された密命は金勝之詞を探す事だ。それとは関係ない。

ソンジュン：なぜですか？暗号が解けなければ、その背後にいる者を突き止めることこそが
金勝之詞のありかの手掛かりになるのですよ。だから、調べる必要があると思います。
それに、先輩は今までその真実を明らかにしようと・・・。

ジェシン：そうだ。真実が明らかにされないまま、うやむやにされるのが許せなかった。
そんな事をしてきたオレが言うんだ。真実が明らかになったら傷つく者もいる。
だから、これ以上詮索するのはやめよう。人は守りたい人のために沈黙を守る事もある。
キム・ユンシク・・・。お前にとって、あいつはそんな存在じゃないのか？

ソンジュン：罪を犯した者が反省するなら、まず相手に謝る事です。私は嘘はつけません。
それに、私が許しを請うべき人は、キム・ユンシクだけではありません。
キム・ユンシクを傷つけないようにしますから。

そして、秘密基地にソンジュンが現れた。

ユンシク：今、何と・・・？

ソンジュン：あの権利書の清の持ち主は、私の父だ。

ユンシク：では、私の父を殺したのは・・・。左議政と言う事ですか？

ソンジュン：許し難い事かもしれないが、それが事実のようだ。

ユンシク：何が何だかわからなくなってきた・・・。

と、立ち去ろうとするユンシクの腕を掴むソンジュン。

ユンシク：もう聞きたくない。私にとっては、残酷すぎるから。

ソンジュン：私が代わりに謝りたい。もし、許してもらえるなら、最後まで
この金勝之詞の調査を最後までやり遂げたい。

ユンシク：金勝之詞？もうなくなった事だよ。取り戻せるモノではない。考える時間を下さい。

傷ついたユンシク（ユニ）は実家に帰る。母に父がどんな想いで死んでいったのかを聞き出そうとするが、
母は頑なに口を閉ざす。ひとりで考え事をしていると、弟がやってくる。

ユニ：思い出すんだ～。父上がユンシクに勉強を教えている時、寒空の下で一生懸命
盗み聞きしてた事。父上がお前を膝の上に乗せて、本の読み聞かせをしていたよね？
羨ましかったな～。何で同じ子供なのに、お前の姉なのに、こうも違うんだろう？って。
父上の思い出って言ったら、障子に映った影しかないんだよ。

ユンシク：姉さん。ホントにそう思ってるの？父上は姉さんが外で聞いている事を知ってたんだよ。
だから、姉さんに聞こえるように声を大きくして、話してくれていたんだ。ボクに聞かせると言うより、
姉さんに聞かせていたんじゃないかな？本当は。

父の日記より。
女に産まれてきたと言うだけで、まともに教育も受けられないあの子がふびんでならない。
許されるものなら、女であっても男と同じような教育を受け、その才能を生かしてやりたい。
女であると言うだけで、その才能を潰す事はできない。息を潜めて勉強しているあの子の
姿を見ると、私は涙が止まらない。

ユンシクは、父の日記をヤンギョン先生に見せに行く。

ユンシク：わからないんです。父が暗号を残してまで金勝之詞を守ったと言う事は、
父は自分の命が危なくなる事をわかっていたのでしょうか？

ヤンギョン先生：おそらく・・・。最初、月出山の僧侶に金勝之詞を預けたのも博士だ。
そこには先王が密かに練っていた新しい朝鮮の計画が描かれていたのだ。
才能のある子が平等に機会を得られるような・・・。だから、博士はそれを命がけで守ったのだ。

ユンシクは、金勝之詞が成均館の中にあると言う。

ユンシク：でも、不安なんだ。金勝之詞が見つけられるのか。でも、金勝之詞に大好きだった父が
描いていた理想郷が書かれていたとしたら、私はそれがどんなモノなのか知りたい。
父がひとりで何を考えていたのかも・・・。

ソンジュン：もう言うな。わかってる。大丈夫、必ず金勝之詞を見つけるから。

兵判大監は左議政にヒョウンとソンジュンの結婚を早めるよう懇願するが、左議政は成均館の
儒生達が金勝之詞を探しているのを阻止する方が先決だと言う。

一方、ソンジュンは”そいつ”を探しに街へ出るが、なかなか見つからない。
挙げ句の果てに、博打場で客達にボッコボコにされてしまう。
残りの3人は成均館の中をくまなく探すが、こちらも見つからない。

博打場の女将からソンジュンがボッコボコにされたと連絡が入る。
そこには肉体的にも、精神的にも？傷ついたソンジュンがいた。

ヨンハ：お前・・・オレが知ってるイ・ソンジュンか？ここへ来たのは、金勝之詞を探すため？
それともお前の父の潔白を証明するためか？

ソンジュン：私は、あの夜に起きた真実を知りたいだけです。

ヨンハ：はぁ～じゃぁ～もう一度聞く。金勝之詞が見つかって、お前の父が失脚する事になったら、
お前は大丈夫なのか？

ソンジュン：そんな事関係ない。人を傷つけるような人の子として生きたくはないから。

ユンシク：私のためなら、もうやめて下さい。記憶のないような父のために、
私は心を痛めていますが、アナタの場合は違うでしょ？だから、やめて下さい。

ソンジュン：謝りたかった。亡くなった父のために、男装して生きなければならなかったキミに。
病気の弟さんに。辛く、貧しい生活をさせてしまった事に。私は罪を償いたい。
温かい家庭を壊した原因が自分にあるのなら、幸せに暮らしていた頃に戻してあげたい。

ヨンハからソンジュンは父を捨てる覚悟だと聞いて、はっとするジェシン。

また、ヨンハから”そいつ”が全てを清算して都を出たらしいと聞いたソンジュンは、
城外で待ち伏せするが、そこに偽ホンビョクサが現れ、”そいつ”の命を狙う。
危ういところをジェシンに救われるが、その偽ホンビョクサの正体がチョソンねーさんとバレる。

一方、ユンシクは金勝之詞のありかが”宗廟”ではないか？と気付く。

その頃、”そいつ”を問い詰めていたソンジュンとジェシンは、殺せ！と命じたのは兵判大監、
その口封じに権利書をくれたのは左議政だと告白する。
成均館に戻ったふたりは、ユンシクがいない事を不思議がるが、ヨンハから生徒会長が軍を率いて
宗廟に向かった事を知らせる。もしかして、テムルは宗廟に向かったのではないか？
急いで駆けつけるソンジュンとジェシン。

ジェシン：約束だぞ。キム・ユンシクを守れ！オレは官軍をおさえるから。

ソンジュン：先輩・・・。
ホンビョクサとなって、軍の前に現れたジェシンだが、彼を襲う刃が・・・。
金勝之詞を探すユンシクの元にソンジュンが現れる

[18話]ミッキー館 101026[中語字幕]良画質 - FC2動画

[To be Continued]

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感想

おぉぉ～！コロちゃんの命が危ないのかしらぁぁ～～～
外でコロちゃんが戦っているのに、抱きついている場合じゃないだろ～！ソンジュン
ユニへの想いも心に秘めたままで、その上、最終回までに死んじゃうなんて言ったら、抗議しちゃうよ。
できないけど・・・。

韓国語わからないですが、ユニがお父さんの想いを知った場面ではもらい泣きしそうになった。