過日、テレ朝でやってた爆笑問題の番組で鬱病の事がほんの少しの時間で放映されました。僕もパソコンの電源を落してテレビを付けた時にたまたまやってたので見たのですが、あまりにも「やっつけ」な内容に驚きました。しかも医者として出演されてる内科医、精神科医まで酷く薄っぺらな回答…。
内容は
a)うつ病には2種類有る。
b)うつ病の治療法は確立されている。
c)眠れない日が続いたらうつ病と疑うか否か…。
と、よく医者がテレビという影響力の強いメディアを使っていい加減な事をいうもんだと思いました。勿論、テレビ側の都合でやり取りの面白いところ以外はカットされてるのかも知れませんが、うつ病を経験、または治療中の方や、一線で頑張ってくれる先生方にはがっかりな内容であった事は間違い無いと思います。
良い機会かと思うので僕の分かる範囲で上記について書いておこうと思います。
まずは一般に『うつ病』といわれるのは『大うつ性病障害』が正確な病名です。うつ病には2種類有るかと言うとうつ病はうつ病でそれ以外の何者でもありません。中には『何も出来ないけどゲームは出来る』といった状態をうつ病と判断されるお医者さんもおられるようですが、これはうつ病とは違った病気だと思います。勿論、治療の過程で『ゲームはする事が出来るようになた』といったのは有る話です。
次にこの病気の治療法が確立されているかと言うと残念ながら手探りと言った方が良いかと思います。確かにひと昔前のように取り敢えず薬漬けにして病院に放り込んでおくといった事は無くなっていると思いますし、薬の選択肢も増えています。更に、どうやらセレトニンをはじめとする神経伝達物質が影響していて、それをコントロールすると症状が緩和されるという所まで解っています。薬の方は三環系、4環系、SSRI、SNRI等が抗うつ薬として使われ、症状によって抗不安剤や食欲を促進させる薬を使う場合も有ります。
もうひとつ、眠れない日が続いたらうつ病を疑うべきか?という事についてですが、それを判断するのも医者に任せましょう。私の場合も後で考えたら眠れない事もひとつの前兆だったとは思いますが、単なる睡眠障害という事も有りますし、人それぞれです。
さて、うつ病をはじめとする精神障害を『心の病』と表現する事がよく有ります。現状ではとっても良い表現でしょう。ただ、薬が何種類も有る事からも分かるように、人によって原因や症状も違ってくるし、色んな病気を併発する事も多いですし、結局病気の仕組みがよく解っていないからこそ『心の病』といった曖昧な表現になっていると思います。今の日本では殆どの場合、薬物治療をメインにしてしまいがちですが、出来れば今後、カウンセリングが気軽に十分おこなわれるようになって欲しいと個人的には思っています。そして何よりも、身近な人達の(特に家族)の十分な理解がとっても必要かつ重要かと思います。
そのうちに私自身のたどった経過なんぞも紹介したいと思います。
長い文章になってしまいました。
お付き合い有り難う御座います。
お口直しに…♪。
内容は
a)うつ病には2種類有る。
b)うつ病の治療法は確立されている。
c)眠れない日が続いたらうつ病と疑うか否か…。
と、よく医者がテレビという影響力の強いメディアを使っていい加減な事をいうもんだと思いました。勿論、テレビ側の都合でやり取りの面白いところ以外はカットされてるのかも知れませんが、うつ病を経験、または治療中の方や、一線で頑張ってくれる先生方にはがっかりな内容であった事は間違い無いと思います。
良い機会かと思うので僕の分かる範囲で上記について書いておこうと思います。
まずは一般に『うつ病』といわれるのは『大うつ性病障害』が正確な病名です。うつ病には2種類有るかと言うとうつ病はうつ病でそれ以外の何者でもありません。中には『何も出来ないけどゲームは出来る』といった状態をうつ病と判断されるお医者さんもおられるようですが、これはうつ病とは違った病気だと思います。勿論、治療の過程で『ゲームはする事が出来るようになた』といったのは有る話です。
次にこの病気の治療法が確立されているかと言うと残念ながら手探りと言った方が良いかと思います。確かにひと昔前のように取り敢えず薬漬けにして病院に放り込んでおくといった事は無くなっていると思いますし、薬の選択肢も増えています。更に、どうやらセレトニンをはじめとする神経伝達物質が影響していて、それをコントロールすると症状が緩和されるという所まで解っています。薬の方は三環系、4環系、SSRI、SNRI等が抗うつ薬として使われ、症状によって抗不安剤や食欲を促進させる薬を使う場合も有ります。
もうひとつ、眠れない日が続いたらうつ病を疑うべきか?という事についてですが、それを判断するのも医者に任せましょう。私の場合も後で考えたら眠れない事もひとつの前兆だったとは思いますが、単なる睡眠障害という事も有りますし、人それぞれです。
さて、うつ病をはじめとする精神障害を『心の病』と表現する事がよく有ります。現状ではとっても良い表現でしょう。ただ、薬が何種類も有る事からも分かるように、人によって原因や症状も違ってくるし、色んな病気を併発する事も多いですし、結局病気の仕組みがよく解っていないからこそ『心の病』といった曖昧な表現になっていると思います。今の日本では殆どの場合、薬物治療をメインにしてしまいがちですが、出来れば今後、カウンセリングが気軽に十分おこなわれるようになって欲しいと個人的には思っています。そして何よりも、身近な人達の(特に家族)の十分な理解がとっても必要かつ重要かと思います。
そのうちに私自身のたどった経過なんぞも紹介したいと思います。
長い文章になってしまいました。
お付き合い有り難う御座います。
お口直しに…♪。
Kiyoshiro & Chabo - 君が僕を知ってる