それでも今日もブログを

人に読ませる文章ではありませんが


家族がまた１人減りました。



このブログには殆ど登場しませんでしたが、実家にコロという名前の柴犬がいます


小さい頃からペットが欲しい欲しいと親にねだってきたのですが、妹が小学生に上がったということでようやく買って貰えたのがアイツでした。

分かる人は分かると思いますが柴犬の子どもっていうのは想像を絶する可愛さなんですよ

初めて家に来た日は何も食べてくれませんでした
初めて近くの公園まで家族で散歩に行った時、セミにさえビビってた
夏休みに父と弟と３人で作った犬小屋とか
親戚の顔をすぐに覚えて尻尾をちぎれるぐらい振りながら飛びかかっていったり
家族でキャンプに行った時、何を勘違いしたか僕の膝を抱えて腰を振り出したり
寿司を食べさせてもらった次の日は何をやってもそっぽ向いてたり
受験前に散歩と称して２時間ぐらい２人で（１人と１匹）フラフラしてたり



思い出なんてね、ナンボでもありますよ

親バカと言われようがアイツはむちゃくちゃ頭のいい犬で、
散歩中も飼い主に気を使ったりすんねんで
ただエサを前にして「待て！」だけは出来ひんかったけど…


去年、一番可愛がってもらったばあちゃんが死んでからはめっきり大人しくなってしまった。
葬式の日も、アイツの知らない人が沢山ウチに来たのに小屋の中に閉じこもったきりで一向に出て来なかった。
こいつも自分なりに悲しんでるんやなぁと思うと余計に切なくなったのを覚えてる
それ以降も元気にならないので心配した妹が病院に連れて行ったところ、末期の心臓病という事だった
医者の話では今年の夏を越すことは出来ないだろう、と

心臓に負担をかけてはいけないという事で、散歩も制限された。
しかし、ヤツは散歩に出ないと便意をもよおさないので特に妹は苦労したそうだ。

僕も帰省した際に何度か散歩に連れて行ったけど、
５分も歩けば心臓が追いつかないらしく、パタッと気絶する。
しばらくするとまた起き上がって歩き出すのだが、可哀相で見てられなかった
お盆に帰った時には水ばっかり飲んでた
錠剤を食べさせるため毎日ケーキだの饅頭だのにクスリを埋め込んで与えてたので本人は結構喜んでる節もあったり


今日、妹から電話がかかってきた。

夕方に見に行った時には既に動かなくなっていたらしい


僕が行った所で何か出来るわけではないが、最終の新幹線に飛び乗った。


大事な大事な家族の一員です。（犬やけど）
ある程度腹はくくっていたけれど、やはり簡単に受け入れられるもんじゃない


辛いわ…