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勉強と頭の整理のための備忘録として

変わるもの変わらないもの

2007-04-16 02:28:58 | うだうだ
生保全38社の保険金や給付金の不払いは13日時点で、主契約に保障を上乗せする「特約」を中心に約12万4000件、263億円判明した。さらに不払いの可能性がある契約も約115万件あり、調査の進展とともに増加は必至だ。(日経新聞)

数日前から話題になってるこの問題
ふと考えてみる
ついこの間まで保険会社に入りたいって言ってた学生はどうコメントするのが正しいか


そもそも保険会社は何をする会社かというと
契約者にもしもの事があったときに保険金を支払う会社や

もちろん社員(相互会社の場合は職員)も給料もらわんとアカンから
工夫した商品を作って契約数を増やす
営業職員を駆使して多くの人に商品を知ってもらう
契約者から集めた資金を運用して還元する
そんな事も必要になってきますが

最終目標が自分たちの利益となってしまった場合に
現状はどうなってるのか

契約だけして保険料を支払わなければ
それがそのまま会社の利益になる
保険料が支払われれば会社の利益はその分減る
会社と契約者は利益相反の関係になってる
そら会社としては払いたくないでしょうよ

全国各地に保険会社の支店はある
じゃあ窓口はどれだけ確保されてるのか?

会社と個人では持ってる情報量が圧倒的に違うし
家族に何かあったとき
保険に関してどこまで頭が回るかと

「資本主義」社会の中で
保険てのは企業が担うべきものなんか?

そう考えてしまうと
流行りのCSRにしても
例えばニッセイが植林事業やってても
損ジャが交通安全ワッペン作っても
何も嬉しくないわけですよ
ソルベンシーマージン比率が900%から1100%になったら何か変わるんですか?


そういう自分が面接の時何て言ってたか
運用には興味なかったから
営業、営業で押してた
SCなんかの支払い部門を言い出す勇気はなかったっちゅうか

営業として御社の商品の契約をして頂く
=会社の利益
=自身の成長
=お客さまに「安心」を提供

これで完結してるわけでもないのに
結局はこんな事の枠内で会話をしてたような気がする


で、
どうすればええのか?
社員に聞いても新聞読んでも同じ事しか書いてない
お客さまにきちんと説明をする
商品を簡単にする
社員の意識を変える
客の意識を変える

でも今のところ
会社が大きければ大きいほど会社にも社員にも危機感ない様やし
方針転換も無さそう

とりあえずは
厳罰しかないやん
損保で既に営業停止処分とか食らってるところあるけど
あれじゃなまっちょろいと思う

支払い業務以外1年間完全停止とか
支払準備金差押えとか
…まぁ不可能やろけど
コメント (2)
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