■ 2018.8.12-13 中央アルプス→松本市
今年の夏休み遠征は信州の高山蝶とレア２種を狙ってプランを組みました。が、高山は雨で蝶はゼロ。松本市へ移動しての最初のポイントは、アカセセリは見れたものの、狙っていたスジグロチャバネセセリは見れず。翌日狙ったオオゴマシジミは、サルに囲まれて焦りましたが、粘った結果、かろうじて１頭見ることができました。高山の天気は下界と違うので、なんとも予測が難しいですね。
ポイントの風景（雨）
この後、下界に降りる途中でツマジロウラジャノメらしき蝶影を見ましたが確信なくノーカウント。
アカセセリ 今年初見
下界のポイントでセセリを探します。最初はコキマと思っていましたが、よく見ると、よりレア度の高いアカセセリでした。
謎のセセリ。未同定です。裏面白点がイチモンジセセリともオオチャバネセセリとも、アカセセリとも違う気がする。あなたはだーれ？
メスアカミドリシジミ？
時間的にエゾと思って撮っていましたが、前翅の黒縁を見ると、メスアカっぽいですね。
⇒ 翅形から(普通の)ミドリシジミの気がしてきました。
（エゾ）ミドリシジミ？
今から見ると葉っぱがヤマハンノキに見えるので、普通のミドリシジミの気がするのですが、、、翅形はエゾにも見えます。。。うーん。
ジャノメチョウ 息子撮影
エルタテハ この子は、上記近くの別ポイントで撮り足しました。
アキアカネ 息子撮影
その他、サカハチチョウ、イチモンジセセリ、ウラギンシジミ、ヤマキマダラヒカゲなどに会えました。
で、翌朝は、ゴマシジミのポイントのそばを通ったのでもしかしたらいるかな？と一瞬だけ立ち寄りましたが、食草とアリは見つけられましたが、ゴマシジミはいませんでした。
ワレモコウにいたクシケアリ？
で、ここで粘る予定はないので長居はせず、本来の予定通りのオオゴマシジミのポイントに急ぎます。が、標高を上げるとやはり天候が不安定になります。ポイントに着いても雨が降ったりやんだりでしたが、ときどき日が差すと、そのたびに、蝶が「わーっ」と飛び回ります(それはそれで面白い)。
コヒョウモン 今年初見
サカハチチョウ 超沢山いました。
ヒメキマダラヒカゲ
コムラサキ
ジョウザンミドリシジミ？
ミドリシジミ？ ジョウザン、アイノというよりは、ノーマルミドリシジミに見えますよね。。。
アサギマダラ 沢山いました。
で、林道の入り口に戻ってくると、サル登場(笑)
ニホンザル
出て来る出て来る、お腹に子供つけたお母さんが５組、腕白系子供が５－６匹、その他大人が数匹の大所帯でした。完全にその空間にいた蝶より多いです＾＾；
で、ポイントの平地も猿に占領されてしまい歩き回りづらい状況になってしまったのと、空が分厚い雲に覆われてしまい、晴れる気配がなくなってしまったので、一旦ここはあきらめて、車に乗って別のポイントを見ようと移動開始しました。が、走り出してちょっとすると、突然晴れ間が出てきたので、次のポイントに行くよりも元のポイントの方が近いので、急遽Ｕターン。猿が我が物顔でうじゃうじゃいるので、刺激しないように気をつけながら物色再会。が、また曇りだしてしまい、やっぱダメか、と車にもどろうとしたそのとき、サカハチともコヒョウモンとも違う小型のヒメウラナミジャノメくらいの大きさの蝶がちらちらと草の上を飛んで来ました。これはきっと狙いの子に間違いないと脳内にアドレナリンが出てきます。「止まれー！！！！」と念じながら間合いをつめつつカメラの電源ＯＮ。すると、ラッキーなことにこちらを向いて止まってくれたので、まずご尊顔を一枚、次に少し回り込んで、表と裏が写るように激写したところで、猿が出てきた林の斜面の上のほうに(まったく止まる様子もなく)飛び去られてしまいました。見えるところで止まってくれたのが奇跡ですね。もう大興奮でした。ネットマンの襲撃をかわして生き残った個体で、時期も遅いので翅はボロボロですが、ゴマゴマ模様がしっかり写ってよかったです。
オオゴマシジミ 生涯初見
採集圧を乗り越えてこの時期まで生き、姿を見せてくれてありがとう！！
その他、スジグロシロチョウやエルタテハを見かけました。
で、最後、ツマジロウラジャノメのポイントへ寄ってから帰りました。ツマジロはいませんでしたが、代わりにいたのは、
オナガシジミ
オナガシジミ 息子撮影
というわけで、今年出会ったチョウは101種類になりました。ついに大台を超えましたねー。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
・前回のチョウ散歩は：福島遠征再び
・昨年の夏遠征は：北海道遠征２０１７（１／３）
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