白木蓮  ~心・言の葉~

少しずつ 何かが響いてきて 生きていることの何かを感じています

心 最果ての地

2010-07-29 |  詩

何もない荒地が心に広がる
大地なのか空なのか
鉛色の無限が広がる

何もない荒地に佇みながら
抗う術を失いながら
吹きすさぶ風に心が割れる

天も地も 東も南も見えず
歩みを止めたまま立ち尽くす
拳を握り締めたまま そのままで

不安と恐怖と絶望と
自信と無償の愛情が
心の中で戦いながら

鉛色の空と大地を瞳に映して
嵐は必ず終わりがくると
緑の大地と蒼い空を信じながら

明けない夜は無い
止まない雨はない
微笑む刹那を信じて





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