気の向くままに・・

一瞬の思いつきでその日を回想するのが好きです。

今年の経済・金融の行方

2012-01-12 12:21:37 | 経済
偶然な事から経済ゼミに参加する事となった。

講師の宿輪先生は経済学博士で、映画評論家もされているという意外な経歴をお持ちです。

経済、金融・・。その道を少しばかり歩んだ私でさえ、講演会は導入に抵抗がある。
でも今回は自然な感じで導いてもらえた。

先生の話は筋を大まかに、決まり文句を活用しつつの道案内で心地良かった。

以下、講義のまとめは私なりで。

ここ数年のリスク回避的な構造は資金を逆流させていたが、今年はやっと戻りはじめている。
血液で言うと冷たい手先も温かくなり、うまく循環するようになったような・・。健康に向かって行く様子。

投資には必ず波があるが、大きい小さい?その波を見極める判断が大事。早い判断が傷を広げない。

今年もやはり核は中国のようで目標経済成長率が8%維持が必須。何故かというと山間部から下りてくる3000万人の労働者を維持する為。
人口が多いのは生産性の利点もあるが、生きる為の維持も深刻なのだ。
今年政権交代だから悪くなるどころかお祭り景気は期待出来そう。

中国にとってヨーロッパは最大のお客様だから、ユーロの安定=購買意欲の回復・・それが両者の安定。

日本については、人で表現すると年配の経済→健康状態を維持してるだけ→つまり体力をつけるしかない。
新興国は若い経済、内需つまり自国で買われるという見込みあり。
 
キーポイント(投資判断材料)

・医療
・農業
・環境

最後に「経済は弱いところを正す学問である。」に共感した。