PCをSSDに差し替えてからの事後処理に追われていた最近。
ある日突然PCが機能しなくなり
HDD記憶装置が故障したのなら、この際だからSSDに差し替えることに。
業者に任せると5万円以上かかるとのことで、
息子に泣きつき、HDD→SSDへの差し替えとwindows10のインストールをしてもらった。
おかげで、パソコン宅急便料金のみで、私のPCは蘇った。
しかし、ネットの接続に始まり、インストール作業に追われる日々が・・・
ダウンロード版の購入ソフトは、比較的楽にインストールができたが
その他のソフトは、ソフト名や、シリアル番号や、パスワードを控えていたとはいえ
結構な労力を要した。
人に任せないということは、こういうことだ。
とわかっているつもりだったが、根を詰めてやったせいで
右肩が悲鳴を上げ始めた。
そうだ。日常からの逃避行をしよう。 と思い、
芸備線に乗り、三次市にある奥田美術館で開催中の「ゴッホデジタルアーツ展」へ
おでかけ。
久々の三次へのおでかけで、気分はルンルン。
三次駅前のお好み焼き屋へ入りお腹を満たし、いざ駅前のバス停へ行ってみたものの、
一時間に一本しかない路線バスは5分前に行った後だった。
時刻表を見間違えるという失敗。なんてこった(心の叫び)
仕方なく美術館の一つ手前で止まるバスを、それから40分くらい待って
やっと奥田美術館へ到着。
この景色は変わらないのに、私の頭は老化の一途をたどっていることを実感。
管内に展開されていたゴッホの絵のデジタル化された展示。
絵の中の目が動いたり、ゴッホの絵(自然や庭を描いたもの)を背景に
鳥が飛んでいたり、ゴッホの「ひまわり」の花弁が動いていたりなど
なかなか新鮮な感じであった。
モニターにゴッホの生涯に書かれた絵が次々に映し出される。
若きゴッホの絵から非業の死を遂げる直前までの、彼が描いた絵が繰り広げられていた。
若いころの絵は、
ゴッホはこんな絵も描いていたのかと思うくらい、穏やかでタッチも柔らかく、
これがゴッホの絵だと私が認識してる絵のタッチとは、ほど遠い感じであった。
生涯の絵が、デジタルならではの狭い空間で、全部見することがことができた感じかなあ。
けっこう、平日の昼間は、おひとりさまの同世代のご婦人が多く
ゴッホの絵を背景に額縁の中に入り写真を撮ることができるコーナーでは、
声をかけて、互いを撮りあうこともできて、楽しかった。
肩の痛みは今だに取れないが、電車に揺られて終日過ごしたこの時間は
とても癒されたここちよい時間だった。