まずはバスで「奥出雲おろちループ」を走った。
上から見ると、まさに ヤマタノオロチがとぐろを巻いているように見える。
この奥出雲おろちループは、国道314号線の坂根から
三井野原区間4kmを一気に駆け上るための道路で
高低差は167mあり、11本の橋と3つのトンネルで結んでいる。
今年で開通40年とのことで、この山中に作るにあたって
ここ出雲の たたら製鉄御三家(田部家・櫻井家・絲原家)の中の
「絲原家」所有の山が提供されたとのこと。
この絲原家は、江戸時代に出雲の国松江藩で、
たたら製鉄を営む400年の歴史を持つ
たたら製鉄の名家で、松江藩の鉄師頭取として重要な役割を果たしたという。
今回は訪ねることは無かったが、各家ごとの記念館があり、
たたら製鉄に関する資料や、工芸美術品などの展示が見られるらしい。
標高700m地点に作られている
道の駅「奥出雲おろちループ」でしばしの休憩タイム中
店内に置かれたジオラマを見ることが出来た。
これは半分しか撮れなかったが、なんでも東京に住む新聞記者作とのこと。
この道の駅から木次線の線路を下に見ることが出来る。
道の駅そば直ぐに、三井野大橋(ヤマタノオロチが火を吹いているように見える赤い鉄橋)があり、歩いても行くことが出来たが、
なんとなく足が竦むような感じで、行くことはやめた。
このループが出来たおかげで、地域の人の移動距離が短縮され
奥出雲の観光名所として名を馳せ、地域活性化に寄与してることは
間違いないと思う が
近年観光客の数が減少傾向にあるのか、
隣にある鉄の美術館は寂しげだった。
「木次線スイッチバック体験」をするため ここからさらにバス移動で、
三井野原駅に向かった。