広島拘置所の壁画が老朽化により、取り壊されるかもしれないという
今朝のラジオのニュースを聞き、
あまりにも天気がいので、見に行ってみた今日。
平成元年(1989年)に広島城築城400年を記念して、
広島市が企画した、広島拘置所の壁画づくり。
この辺りは、広島城郭内武家屋敷があったとされる位置にあたり、
江戸時代の様子を壁画にして再現させようという取り組み。
作者は、広島市在住であった、画家入野忠芳氏。
平成21年から5年計画の修復をし終えて、入野氏は逝去されたと聞いた。
風雨にさらされてきたであろう壁画は、修復によってか
鮮やかに、そこに残っていた。
180mにおよぶ壁画に圧倒された。
大通りから一筋入った所にあるので、あまり目立たない。
知る人ぞ知る壁画ではあるが、そばを通る人は、景色化されているのか
見上げることもなく通り過ぎていた。
これらを、完璧な形で保存してほしいと、心から思う。