ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

群馬県甘楽郡下仁田町の山里では、カシワバアジサイの花が咲いています

2021-06-13 00:00:05 | 旅行

 群馬県富岡市妙義町菅原辺りから、また白雲山の南面を見上げました。

 妙義山系の東端にある白雲山(標高は連山の相馬岳の1104メートル)はもう夏山の雰囲気です。

  しかし、午後3時過ぎると、西日に照らされて、白雲山の南面はもう日陰になっています。

  ここからさらに西に向かって進んで、群馬県甘楽郡下仁田町郊外の山里側に入ると、道の近くでカシワバアジサイの花がよく咲いています。

 下仁田町の山里側では、高齢化が進み、段々畑は利用されていないものが半数ほどあります。道を歩いている方も高齢者の方がほとんどです。

 その山里では、綺麗なバラの花も咲いています。

 下仁田町の山里側からさらに西に向かって進み、群馬県甘楽郡下仁田町側郊外の荒船山(標高1423メートル)のすそ野をひたすら上って行きます。

 その荒船山山麓の中では、野生のフジの花が咲いています。

 落葉樹の白い花も咲いています。

 県境の長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原の入り口部分から見える荒船山です。艫岩(ともいわ)に西日が当たっています

 佐久荒船高原の中では、レンゲツツジの花がよく咲いています。

 佐久荒船高原は6月の梅雨時らしい風景になっています。高原の中の木々の緑が濃くなっています。

 ただし正確には、長野県佐久市も群馬県甘楽郡下仁田町も、まだ梅雨入りしていません。


長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊り場湿原にはホオアカが飛来しています

2021-06-11 12:00:05 | 旅行

 長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊り場湿原にまた、行って来ました。ヨシなどの枯野が少し変化し始めています。

 池のくるみ踊り場湿原は、まだ梅雨時に向かい始めたばかり枯れ野です。その枯野の中で、山野草がいくらか芽生え始め、レンゲツツジの花が少し咲き始めていました。

 池のくるみ踊り場湿原の一番下側(標高1555メートル)から北東側にそびえている車山(標高1925メートル)方向を見上げた風景です。

 この池のくるみ踊り場湿原は、霧ヶ峰高原にある三大湿原の一つですが、夏でもあまり訪れる方が少ない、あまり知られていない湿原です。

 実は、車山の登山口の車山肩から山岳道路のビーナスラインをさらに西に進んで、交通の要所の“霧の駅”まで来たのですが、この日は何か2輪車のイベントがあるようで、大型2輪車が100台ほど、止まっていました。

 その大型2輪車の100台ほどの排気音がうるさいので、交通の要所の“霧の駅”の下側にある池のくるみ踊り場湿原まで移動しました。

 池のくるみ踊り場湿原の下側では、シャクナゲの花が咲き始めています。このシャクナゲの花は園芸種のようです。

 さらに、“霧の駅”辺りでは、まだレンゲツツジの花が咲いていないために、花の蜜を吸いに来る昆虫がいないために、夏鳥のノビタキなどの出が悪い様子です。

 これに対して、池のくるみ踊り場湿原の中腹から、池のくるみの池を眺める辺りは、レンゲツツジの花が咲き始めています。

 このため、夏鳥のホオアカのオスが登場し、よく囀っています。ホオアカのオスは全長16センチメートルぐらいです。位置関係が逆光なので、うまく撮影できていません。

 一面のヨシの枯野の中に、夏鳥のノビタキも登場しました。ノビタキのオスは身体の大きさは13センチメートルぐらいです。

 時々、ノビタキが枯野の上に飛び上がります。

 この日は、このヨシの枯野の中にある作業用の小道を、大型犬を連れたグループが散策していました。

 このヨシの枯野の辺りは、それぞれに地権者がいるため、その方の許可がないと、枯れ野部分には入れません。

 何かのイベントのようでした。大型犬を連れたグループが散策すると、大型犬を察したノビタキが遠くに逃げていきます。

 池のくるみ踊り場湿原は、春から夏に向かい始めた時期でした。まだ静かな湿原でした。

 


長野県茅野市北山車山では、車山が緑色に染まる前の南側斜面を見上げました

2021-06-10 00:00:05 | 旅行

 長野県茅野市北山車山の車山の東側斜面の入り口から、山岳道路のビーナスラインを西に進みます。

 車山(標高1925メートル)の南側山麓を山岳道路のビーナスラインはUの字状に曲がって進みます。

 この辺りから振り返ると見える八ヶ岳連山の東側部分の峰嶺です。

 その山岳道路のビーナスラインはUの字状の“底”部分から車山山頂を見上げます。

 車山山頂の山麓は、いくらか新緑になり始めた様子です。

 この時は次第に小雨が降る天気になりました。

 これからは梅雨時を経て、7月初めには車山山頂の山麓は緑豊かな斜面になります。

 茅野市北山車山からさらに西に進むと、諏訪市四賀霧ヶ峰高原側の東側にある霧ヶ峰富士見台に到達します。

 その霧ヶ峰富士見台からは、小雨の中で、富士山(標高3776メートル)がぼんやりと見えています。

 その霧ヶ峰富士見台の向かい側には南アルプスの北岳(標高3192メートル)や甲斐駒ケ岳(標高2966メートル)などの峰嶺がいくらか見えています。

 霧ヶ峰富士見台の東南方向には、槍ヶ岳などの北アルプス連峰がなんとか見えています。日本は山国であることがよく分かります。

 そして霧ヶ峰富士見台の北側には、車山の南斜面が見えています。まだ緑色に染まる前です。7月半ばには、この車山の南斜面は黄色いゼンテイカ(通称はニッコウキスゲ)の花がたくさん咲く名所になります。

 霧ヶ峰富士見台では、時々、雨の降り方が強まります。非常に残念な天気になりました。


長野県北佐久郡立科町の北端にある女神湖では,クリンソウの花が咲いています

2021-06-09 00:05:05 | 旅行

 長野県北佐久郡立科町の最も北側部分にある女神湖の湿原では、クリンソウなどの春の山野草の花が咲いています。

 蓼科山(標高2531メートル)の北西側の山麓につくられた女神湖は南北に細長い紡錘形のかたちの湖です(少し西側に傾いています)。

 女神湖の水面は標高1540メートルです。

 麓の立科町の市街地では、晴れ間が出ている天気でしたが、女神湖などの標高が高い部分では、薄曇りです。

 女神湖の水面があまり美しい青色に見えません。

 蓼科山の北西山麓から流れ出た雪解け水が女神湖の南東側に広がる湿原を流れて、湿原を潤しています。

 その湿原のあちこちでは、花期を少し過ぎたクリンソウの花がたくさん咲いています。

 6月上旬になり、ほかの山野草が育つ中で、背の高いクリンソウの花があちこちで咲いています。

 背の高いクリンソウの花の近くで咲く山野草の花です。コバイケイソウの早咲きのもののようです。

 ニホンサクラソウの花は花期の終わりで、ごく一部でまだ少し咲いています。やはり、標高が高いので、ニホンサクラソウの花の一部がまだ咲いています。

 この湿原の周辺では、ズミの木が白い花を咲かせる直前で、蕾が膨らんでいます。高原らしいズミの蕾の様子です。

 ズミの木などがある森陰部分の草原では、よく見ると小さなチゴユリの花が密やかに咲いています。

 チゴユリは落葉樹の葉が落ちる場所で育ちます。白い色の花の大きさは約10ミリメートルと小さいです。

 女神湖の西側には、車山(標高1925メートル)の東面山麓がよく見えます。

 車山辺りは曇り空です。

 女神湖の周辺にあるシラカバ林の中では、レンゲツツジの花が満開です。

 約1カ月半ぶりに訪れた女神湖は、春の終わりから梅雨時に移り始めた季節の様子でした。


群馬県安中市松井田町の南に広がるる広大な農業地帯では、ソバの花がよく咲いています

2021-06-06 12:00:05 | 旅行

 群馬県安中市松井田町から南に向かって進むと、広大な農業地帯にでます。

 西側に妙義山系の東雲山が見える広大なのどかな平野部分は、もう少し経つと、こんにゃく畑が中心の農業地帯になります。

 安中市後閑にある園芸所のアイリスの丘からの帰りは、南側の富岡市に向かいます。

 一部には、麦秋を迎えたムギ畑も点在しています。

 今回驚いたのは、いくらかソバ畑があり、もうソバの白い花がよく咲いています。

 このソバの花の咲き具合は三毛作を狙うソバ畑なのかと想像しました。

 佐久市などのソバ畑は、まだ種を撒いた程度の感じです。それでも、佐久市では二毛作のソバ畑が多のですが・・。

 この広大な農業地帯は、こんにゃく畑が中心ですが、ムギもつくり、部分的には水利がいい場所では稲も植えています。

 ここでは一部では野菜もつくっています。

 ソバ畑の脇では、アジサイの花が咲いています。

 ホタルブクロの花も咲いています。

 安中市松井田町から富岡市に向かう台地は、珍しい農業中心の地域です。