近隣と離れてる一軒家のネズミ屋敷,それも去年の春に主が亡くなり誰も住む人がいなくなった,雪に埋もれ雪かきする人も居ないネズミ屋敷。築30年,雪国ならでわの頑丈な作りだし,雪囲いもしてある。電気も水道もガスも生活に必要なものは当然,止めてある。
八甲田ロープウェイまで5分程の場所にある集落
雪の回廊もできる八甲田山麓のネズミ屋敷
ネズミ屋敷の由来は,部屋の中にネズミ捕りがあったから(笑)
何かのチラシを郵便入れに入れたくても,玄関は雪で埋もれて入っていけない・・・はずなのに,ネズミ屋敷の近所に住む人から電話が入った。
『もしもし,そちらは〇〇さんの管理人ですよね,実は妙な事が起きてるんですが』
『管理人ですが,妙な事って?』
『夜になると,薄らと電気が付くんです』
『えっ?電気は止めてますよ』
『でも2階の部屋の窓から薄ら明りが毎晩のように付くんです』
ギョエーーーーーーーーッ
『近所では,誰かが入り込んでるかもって噂になってます』
そう言えば聞いた事がある,空家に住みつくホームレスとか?
厳重に戸締りしてあるのに,ホームレスが入ったとしても,何処から?
寒さを凌ぐ布団ならば,押し入れに大量に入っている,だけど冬を越せるだけの食料があるのか?
いやいや,食料があろうが,なかろうが,誰かが入り込んでて住みついてるとして,火事にでもなったら大変。
近隣と距離があったとしても,そんな参事は避けたい。
『こんな事を言っていいのかどうか・・・。』
『えっ?何ですか?』
『幽霊じゃないかって言いだしてる人も』
『幽霊???』
『薄明かりの色が青くなったり赤くなったり,色が変わるんですよ』
『赤になったり,青になったり?』
信号機か?
つい『黄色にはならないの?』馬鹿な質問した
『最初は黄色なんです,それが暫くすると赤になって青になって』
やっぱり信号機みたいね←まだ怖くない私の独り言
雪に埋まり,閉ざされたネズミ屋敷に入るには,どんだけ雪かきしなくっちゃならないだろう?ボンヤリ考えてる私に,電話の主は留めの言葉を放った。
『私,見たんです』
明日に続くなの
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