ジッちゃんとの晩酌中に母との出会いから恋愛発展までの話に火が点いた、頭をカキカキしながら
『いや~お母さんには何度も振られたべ』
『えっ?・・・お母さんに振られてたの?』
『へへへっ~映画に誘ったら』
『行けたら行くわ』
『映画館の前でドキドキしながら待ってたのに結局こなかったべ、何時間も待ってたのに待ちぼうけ、こっぴどい振られ方だったなぁ~』
爆笑してる私に
『めげずに食事に誘ったら』
『いずれ、また改めてね』
『改めてって事は、またしても振られたって事だべ、だから作戦変更してラブレターの総攻撃したべさ、したら』
『友達でいましょうね』
『ときたもんだ』
『お母さん、手強かったんだね』
『んだ、お母さんしか目に入らなくて、あの時のラブレター攻撃は、今で言うストーカーみたいなもんだべさ』
『正直、どうしようか迷ってます』
『そう言われた時は脈ありって思ったべ』
爆笑
そんなジッちゃんの青春時代を懐かしむ会話に花が咲く晩酌
『で結局、どうやってジッちゃんは射止めたの?』
『・・・・・・・・・。』しばし無言(笑)
『ともあれ、ジッちゃんとお母さんは大恋愛で結婚したんだね』
『んだ~♪』
実は母が生存してた時に母からも父との馴れ初めを聞いてあった
『お母さんとお父さんの、どっちが先に惚れたの?』
『お父さんには何度もお断りしたのに諦めなかったのよ、ラブレター攻撃に撃沈よ、あの頃は同時に何人からもお付き合いを申し込まれてたし』
『貰ったラブレターは赤面する程の内容で天井裏に隠してたわ』←20年も前の話だから、今は他に移して隠したかも?
両親のプライベートなので口チャック、でもそれとな~く
『お父さんから貰ったラブレターの量が凄かったってお母さんが言ってた事があったっけ、お母さんの事だから何処かに隠してあるかもね、ジッちゃんのラブレターを読んでみたいな♪』
と言ったら
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
本気度が増したのか?押し入れにいつもより長時間、全身スッポリ篭って深夜遅くまでガサガサゴソゴソしてた。
今朝
『みゆき、宝物が出たど』
嬉しそうに私に見せたのは、私の小学校時代の【成績表】
こんな昔の成績表まで取ってあった?←恐るべし母の愛
けど目的は母のヘソクリなんだけどな~♪
『ジッちゃん楽しい?』
『楽しいべ、只今お母さんと押し入れの中でデート中』
母のヘソクリお宝以外にラブレターもリスト入りしたのね♪
押し入れの中に隠し戸ないかな?
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