みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

特殊清掃業者でバイト、壮絶過ぎました

2014年10月15日 | 2014年ブログ
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ボロりんこアパート 築40年は経ってる

入居者の全員が引越しして誰もいないアパート

アパートオーナーが全ての部屋をチェック

"何だこのハエは?"

無数のハエが群がる部屋 まさかゴミをそのままにして引っ越したのか?

ハエがキッチン窓にビッシリこびりついてて真っ黒

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アパートオーナーはその部屋のドアを開けた

ドアを開けた瞬間、ハエは羽音を立てて一斉に外へ飛び立っていった

しかも今まで嗅いだことのない臭いに顔が歪む

直ぐにドアを閉め直感で警察に通報

引越し準備中に持病が出てひっそりと亡くなった老婆

こんな近所で孤独死する人がいるなんて・・・。

たいした荷物もないし2~3人いたら数時間でゴミが撤去できるから

友人が笑っていう

バイト代5万円 こんな美味しいバイトが他にあったら教えてよってマジ思ってた

エプロンに軍手

"マスクだけは二重重"との事

待ち合わせ時間少し前に、問題のアパートに着いた

アパートの前には既に男性1人と女性が私を待ってる 男性は"その道仕事"のプロだと

『大丈夫、色んな現場を見てきたけどここの程度は軽いから』

ゴミの量が少くないってことかな? 現場アパートのドアを開けた

その瞬間、耐えがたい臭いが鼻にツーン マスクを二重重ねしているにも拘らず、言葉では言えない臭いに眩暈

臭いが外に漏れないようにだろうか?窓たる窓には目張りしてある

それだけ部屋の中は死臭に満ちてた

しかしバイト代5万円 たかがゴミのニオイに負けてどうする

土足で玄関に入りキッチンのゴミチェック

意外にゴミは少ない

ニオイがキツイだけ

キッチン隣の部屋を覗いた そこには一組の布団が敷かれたまま

布団には人型のような黒ずんだ影のような染みがクッキリ付いてる

まさか・・・それって?

その道のプロは臭いに慣れてるのか? 何事もなかったように、その布団をくるくる丸めてる

私は急いでキッチンにあるもの全てをゴミ袋に入れた

燃えるゴミ、燃えないゴミなんて分別してる場合じゃない 部屋に充満する臭いに耐えられない

何分いただろう?ニオイにギブアップ

"外の空気を吸ってくる"

そういって一直線に走った

アパートが見えなくなるまで走った

身体に付いた死臭が追いかけてくる

私はアパートに戻らなかった

亡くなった人の持ち物で使える物は全てリサイクルショップ行き

靴、服、電化製品の全てを安値で買い取るリサイクルショップの現実

捨てる物など無い

あの場から逃げたのにバイト代が入った 少しでも仕事したんだもの

そう言って封筒を渡された

中には諭吉さんが1名様

特殊清掃の仕事は誰でも出来る仕事ではないわね

東日本大震災・御嶽山・広島の台風の犠牲者

必死に捜索する自衛隊や警察官、そしてボランティアの姿を思い出した

トラウマになり仕事を辞める人が続出したとか・・・。

特殊清掃の必殺仕事人

給料が少くないとか職種を選び過ぎて就職難なんていってる人がいるけど 

恥ずかしいよ、 人はその気になったら何だって出来るって知った

なのに私はあえ無くリタイヤ・・・

孤独死って カナシイヨ

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