マハロ!まめぞう19歳柴犬

柴犬まめぞうは今年19歳になりました!
足腰ふらふら!大食い!早食い!ご長寿犬

上を向いて歩こう!

2022-06-09 15:57:35 | まめぞう19才の日々

6年前のマメは写真撮るよ〜こっち向いて!と言うとすぐにオカンの声のする方に顔をあげ

ばっちりカメラ目線で答えてくれたものだ。しかしこの頃すでに緑内障で手術の甲斐なく

両目を失明していて何も見えていない。でもマメは心の目でオカンの方を見てくれていたのだ。

しかし最近では老化が進み腰も曲がり顔を上げるのも困難になってきた。

背中はラクダのこぶのように変形してきている。外に出ても昔のように雀や鳩を追って空を見上げることはもうない。

上を向いて歩こうよ♪は可哀想で歌えない。

でもそんな中でも、いいこともある!

めちゃ食べやすい体制だ!拾い食いもしやすそうだ!

頑張れ!マメちゃん!気持ちは上向きね!

 


アップサイクルに挑戦

2022-06-07 10:55:56 | まめぞう19才の日々

近頃オトンは典型的な中年太りでパッツパツのビール腹だ。

コロナ禍になる前はマラソンにハマり府県のマラソン大会に出場して

初心者で中年層のわりにはいいタイムで完走できたことに気をよくして

毎年、大阪、京都、神戸など都市マラソンにも次々エントリーして当選すれば全て完走していた。

またそういうスタイルを保つために休日には早朝からまだ元気だったマメと公園や淀川河川敷に

1時間散歩に出かけた後、今度は1人で3時間かけてランニングをして昼頃、大汗をかいて

帰ってくるというライフスタイルを送っていた。たくさんビールを飲む割にはスレンダーな

体つきで近所の奥さんたちも「旦那さん歳の割にお腹でてなくていいやんね」などと言われていた。

それがコロナが大流行した2年前からは次々とマラソン大会が中止になって行くと

本来ズボラなオトンは段々とモチベーションが下がって行き、そのうちマメも高齢で散歩に行けなくなると

ますますランニングには出かけなくなって行った。この2年は以前は必死で行っていた舞洲大橋での

心臓破り坂ランや石切神社まで往復40キロ無鉄砲ランなどは全くやってない。

その体は年齢に比例するようになりビールの影響もモロ受けで以前着ていたTシャツを着るとピッチピチで

はち切れそうになって来た。

そこで思い立ったオカンは、しばらく使ってなかったミシンを引っ張り出した。

そうや!今こそアップサイクルや!

何の躊躇もなくオトンのお気に入りだった古いTシャツにハサミをいれザクザク切って行った。

首と肩はそのまま利用してマメのTシャツ風に切って両脇と裾をカタカタと調子良く縫ってやった!

昔、洋裁部だったオカンは短時間で1枚のマメTを縫い上げた。アップサイクルって素敵なワードね!

早速マメに着せてみる!

ん?なんか変?

肩が江戸時代の武士の正装の、かみしもになってるやん!

ま、和犬やし、これで良しとするでござるか。


超高齢を生きるとは

2022-06-02 15:31:42 | まめぞう19才の日々

オカンは昨日の夜はオトンの好物のトンカツをジュージュー揚げながら豆腐の味噌汁を作り

グリルにはサバの塩焼きを入れまな板の上ではたくさん仕入れた青ネギをトントンと

小気味の良い音をたて小口切りにしていた。さすがベテラン主婦!

ところが束の半分位を切っていたところで、何やらただならぬ異常に気づいた!

作っていたその料理とは別の全く違うツンとした匂いがオカンの鼻をついたのだ。あきらかにあの匂いだ!

慌てて後を振り返るとリビングに置かれたマットの上で特大うん●を排泄し恍惚の表情を

浮かべるマメの顔を見たのだ!あっかん!オカンはすぐさま包丁を置き、ビニール手袋をして

ホカホカうん●をトイレットペーパーで掴みトイレに流しマットを風呂場に持って行き、

たらいに洗剤を入れつけ置きし除菌石鹸で手を洗い戻ってきた。すると次の光景にオカンは愕然とした!

ぎゃー!

今度はフローリングにまた小さいうん●をして、あろうことかマメはそれを踏んで足踏みしていたのだ!

や、やめてー!歳も歳やし目も見えないから怒っても仕方ない。

ヨタヨタ足踏みするマメを抱き上げ風呂場に連れて行き足にシャワーをして洗い流し、除菌シートで拭き取り

また手袋をしてフローリングに重曹スプレーをかけて除菌シートで掃除してマメをきれいなマットに寝かせ

また除菌石鹸で手を洗い半分のネギを切り始めた。こんなこと大したことちゃうわ。微笑みながらトントントン

ともう少しで切り終える青ネギの端を見ながらまたオカンの手が止まった。まさか!

と振り向くとさっき寝かせた新しいマットの上で残りかすうん●を排泄し足踏みするマメをみることになった!

そしてまだ排泄したそうな腰の動きをとっている!えー!まだする!?しかしマメは排泄しながらも、

その四肢はふらふらで今にも倒れそうな体勢だ。オカンは包丁を置き猛スピードでマメのお尻下にペットシートを

敷きマメの前足脇から両手を入れ上半身をささえた。オカンの手にマメの心臓の音がドックンドックンと

早鐘のように伝わってくる。しんどそうだ。排便も高齢のマメにとっては命懸けの行為なのだ。

週刊誌で高齢者が陥るかもしれない便死という記事を読んだ。オカンも必死で声をかける!

「それ!うーんうーん!」しばらくして小さーいうん●がポトっと広げたシートの上に落ちた。

 

大仕事を終えたマメが再度、恍惚の表情を浮かべた。オカンはシートを始末し、マメの足とおしりを拭いて

除菌石鹸で手を洗い残りのネギの小口切りを終えた。

全てが終わり片付いた家に仕事から帰って来たオトンに冷蔵庫でよく冷やした冷奴の上にネギを乗せて

ビールと一緒に出すと「う〜!うまい!」と喉を鳴らした。今夜のマメのことは言うまい。

とほくそ笑むオカンであった。

しかし超高齢を生き抜くのは本当に大変なことだとマメを見て思う。人間も同じことだ。 

超高齢を生き抜く基本とはすなわち食べて排泄の繰り返しだ。

それは本人にとっては命懸けの行為だ。マメが最後までその行為がスムーズに行えるように

サポートしていこうと固く心に誓ったオカンではあったが今日もマメは呑気におやつ爆食いしている。。。

あの心臓ドクンドクンは何やってんやろ。