まんちゃん(@RSO)の日記。

自転車とドライブとお散歩とグルメと、ときどきお仕事。

読むということ。

2011-06-14 21:36:12 | 日記
今日は自転車から離れて、お仕事の話を少々。


今日は国語関係の研究会の理事会でした。
会議の後は勉強会のおまけつき。

今日の講師さんはNHKの元アナウンサーT氏の講演でした。
実はこのこの方の講演・講義を受けるのはこれで3度目。
いつ聞いても“いい声”です(笑)


さて、今日のテーマは“朗読力”。

今も昔も、「音読」っていう宿題があります。
「本読み上手やね~」っていう評価の観点の一つに、
「気持ちがこもっていました」
というのがあります。
氏の考えは、それを真っ向から否定しています。

それから、よく
「、は1拍、。は2拍お休みしましょう」
とかいうけれど、
それもまちがいだと。


大事なのは
「読み手が如何に、文の中の言葉のつながりがどうなっているかを考えながら読んでいるか。」
ということ。

そうすると
文から場面の様子をイメージ化できるようになる。
その様子の絵を思い浮かべながら読めるようになると、それを聞き手に伝えようとする。

「聞き手に伝わる読み」とは。
声の抑揚ではなく、“自然に”読む。
そして
“間”で表現することだそうです。


確かに。。。

私はNHKの元アナウンサー・松平定知さんの朗読が好きなのですが
松平さんの朗読は、実に静かな語り口調です。
松平さんの朗読はまさに“間”がすべてです。

実に静かな朗読なのですが
聴いているだけで、その場面が想像できるんです。


夕方にmixiのつぶやきに「いい声でした」と書いたのは・・・
氏もそうだし、
松平さんもそうだし、
7時のNHKニュースを読んている武田アナウンサーもそうなのですが、
思慮深さのようなものが伝わってくるからなのです。

よく“いい声”っていうけれど
本当のいい声って“伝えたい想い”がこもった声。
私はそう考えています。


それから
もう一つ、なるほどな~と思ったのは
「“読み”が上手な人は“語り”も上手」
という話。

これは私も日頃から感じることの一つです。

“読む”ことを通して、意味を考えるようになる。
   ↓
“本”が好きになる。
   ↓
ボキャブラリーが増える。
   ↓
自分の考えを表現する術が増える。
   ↓
相手に伝えようとする意欲や自信が生まれる。


最近親しくなった人の中にもいました。
“話し方”の上手な人が。

語彙も豊富だし、説得力がある。

「もしかして、本読むの、すごく好きじゃない?」
・・・当たってました。


「朗読」は、私のライフワークの一つです。

今年担任している子どもたちですが・・・
現段階での言語力があまりにも低過ぎるのがとっても気になっていました。

これから子どもたちの“読む力”を鍛えて、
語彙をうんと増やしてあげたいな。
そして、
自分の想いをしっかりと伝えられる子どもたちを育てよう。


そう決意した、今日の研修でした。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿