結婚後の一時期、北海道に住んでいたことがありました。
アイヌモシリの春は、一気に弾ける圧倒的な「歓喜の春」でした。
雪解けと共に、
ふきのとう
フクジュソウ
ザゼンソウ
・・・などの早春の花々が林床に咲きはじめます。
すっかり雪がなくなると、
エゾエンゴサク
カタクリ
・・・などの「スプリングエフェメラル」と呼ばれる花々が咲き乱れます。
樹々が芽吹き始めたばかりの、まだ明るい林に足を踏み入れると、
歓喜のオーケストラが奏でられているかのような光景です。
ここは、旭川にあるカタクリの群生地。
敬愛する小野有五さんの著書 『自然をみつける物語2(森の時間)』の舞台になった場所です。
春の妖精たちは、今はまだ深い雪の下で、やがて確かに訪れてくれる春をじっと待っているのでしょうね。
( 写真のような光景が見られるのは4月下旬頃です。)
私の大好きな場所 (その2) です。
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