うーん、映画のカテゴリにするかどうか迷ったんだけど、まあそもそも舞台だよねってことでこっちにしよ
(今までのは役者好きってのも大きかったので映画にしてた気がする)
ええと、観てきましたので拙いですが感想をば・・・
追記に~
えとえと。
毎回だし語彙も少なくて申し訳ないですが、ただただ、すごかったです。
ぽつぽつと思いついたことを書いていきますね。
さっきついったさんでNTLive公式さんが、主演であるジリアン・アンダーソンが
オリヴィエ賞の主演女優賞にノミネートされたとお知らせくださいました。
それだけすごいもん観れたよってことなんですけど。
そもそも私は、『欲望という名の電車』は、映画と舞台で観ております。
舞台は、大好きな篠井英介さんの何度目かのブランチで、
それまでも篠井さま(こう呼ばせていただいてる。だってあのひとは妖精さんみたいなんだもの)の
ブランチはとても評価が高くて、ずっと観たい観たいと思っていた中での再再演で。
(スタンリーは北村有起哉さんだった)
とにかく篠井さま版のブランチは観てるんです。
それから、これまた大好きな花組芝居さんの『かぶき座の怪人』の劇中劇でも
『欲望列車』という、この作品のオマージュが数シーン登場し、それも二パターン観ているので
個人的には縁があるなあ、という作品です。
欲望列車では、ブランチのオマージュ、クラウディアを加納幸和座長、
ステラのオマージュ、テレサを森川理文さん・植本潤さんで観ました。
で、そんな女形好きな私なのですが、
女性を客観的に見て、先ず性別というところから模倣して、役作りとかされていくので
ご本人たちも仰るように、女形が女性を演じるというのは、
こう、本物の女性が演じるよりもまろやかに観せてくれる感じは本当にあって。
絶対的に「お芝居である」っていうことが膜を張ってくれるというか、リアルでないことの安心感とか、
色々理由があると思うんだけど。
映画はまだ、スクリーンの中だったりするだけに耐えられたんですけどこう、
(今回だってスクリーンだけど、舞台の臨場感はあるからね)
今回のジリアンが演じたブランチはもうね、痛々しさがもんのすごく生々しくて(もちろんいい意味で)。
精神的に参ってる、虚勢を張る、本当のことであって欲しいことを真実のように語り振る舞う、
ひとの弱いところ強いところを見せつけられました。
それでよければ、運がいい人はそのまま生きられるとおもうの。
でもブランチって、スタンリーという彼女にとっては対極の水と油のようなひと、正反対で相容れない、
しかもそれをお互いがわかって、嫌悪して、さらに悪いことにお互いが歩み寄れない頑固者で、
そのために嘘が暴かれて、壊れるっていう最悪のパターンに嵌ってしまうのよね。
そんな間柄だから、お互いの過去も慮れないし。
それがとてもかわいそうだった。
・・・かわいそう、という表現は今私の心の中では適切じゃなくて、
もっと寄り添った形にしたいのだけれど、そうして自分に置き換えて想像したら
ただ辛い、という言葉では軽いような気がするし、耐えられない気がするから、
少し距離を置いた表現にしてみている。
最初から、ジリアンのブランチは喋り方がお嬢様で。
篠井さまのときは、篠井さまの女形を何度も観ている分違和感は感じなかったんだけれど、
ジリアンのブランチは、ジリアン自身の本当の喋りはきっとこれではないんだろうってわかるくらい、
ジリアンのブランチがお嬢様を演じていた感じがあって、
(だから彼女の喋りは「お嬢様風」な一辺倒な感じがしたの、いい意味で。そういうふうに振る舞いたいんだろうなあっておもった)
ラストを知っていて、「本当であって欲しいことを本当のこととして言う、でも心を偽ったことはない」という台詞も知っている私は、
出だしの話し方で既にあばばばばばってなっていて。
んで、鬱よりも躁でいられるように、私は幸せだと思っていられるようにお酒を摂取しまくるブランチが切なくて。
ブランチだけがかわいそうとは思わない。
それぞれに悪いところもあるわけだし。
スタンリーも耐え切れなかったろうし、
愛する旦那と姉の間で揺れるステラも本当にかわいそうだ。
愛して結婚まで考えたのに、相棒に彼女の過去を暴露されて愛を憎しみに変えてしまったミッチーも。
でも、悪い運の量は断然ブランチが多いから
(や、量とかじゃないけど、過去から遡ってみても辛いことが重なりすぎてる)
どうしても嗚呼ブランチ!!ってなってしまうのだけれど。
後半とか、もう辞めてあげて!!ってずっと思ってた。
ジリアンの声が少し涸れてたのかハスキーで、それがまた後半苦しさを増してね・・・
最後完全に壊れちゃった時とかはもう、泣いてる妹の呼びかけにも答えられないとか・・・もうね。
いやほんと、見れて良かったです。
あと、噂に聞いていたヤング・ウィッグ・シアターのつくりや拘りを観られたこともとても良かったです。
前衛的というか、新たな試みを、見たこともない舞台を作ってくれ、という劇場主さんの言葉や姿勢が素敵。
客層もとても幅広くて、老若男女、果ては映画スターも訪れるっていう・・・
今年、秋にろんどん行く時は絶対ここに行ってきてやろうと思っています。
言葉が満足にわからなくても、どんなことが行われているのか目撃したい。
今回の舞台作りもとても素敵だったけれど、毎回舞台によって使い方が全然違うっていうのを
映像で見たときは本当にびっくりした。おんなじ建物かよ嘘だろって。
だから、またひとつろんどん再訪問の楽しみが増えたなあって。ふふふ
おもいだせるところでこんな感じ。
また、思い出して書きたくなったら追加していこうと思います。
水曜までだったところが追加上映決まって木曜までになったらしいので、
まだ見てないけど見れるかもってかたは、是非行ってみてください。
篠井さまがまたブランチやるときは、今回の感想胸にまた行きたいなあ。
あ、三軒茶屋婦人会7月にあるじゃん!!!調べなきゃ!!!
(今までのは役者好きってのも大きかったので映画にしてた気がする)
ええと、観てきましたので拙いですが感想をば・・・
追記に~
えとえと。
毎回だし語彙も少なくて申し訳ないですが、ただただ、すごかったです。
ぽつぽつと思いついたことを書いていきますね。
さっきついったさんでNTLive公式さんが、主演であるジリアン・アンダーソンが
オリヴィエ賞の主演女優賞にノミネートされたとお知らせくださいました。
それだけすごいもん観れたよってことなんですけど。
そもそも私は、『欲望という名の電車』は、映画と舞台で観ております。
舞台は、大好きな篠井英介さんの何度目かのブランチで、
それまでも篠井さま(こう呼ばせていただいてる。だってあのひとは妖精さんみたいなんだもの)の
ブランチはとても評価が高くて、ずっと観たい観たいと思っていた中での再再演で。
(スタンリーは北村有起哉さんだった)
とにかく篠井さま版のブランチは観てるんです。
それから、これまた大好きな花組芝居さんの『かぶき座の怪人』の劇中劇でも
『欲望列車』という、この作品のオマージュが数シーン登場し、それも二パターン観ているので
個人的には縁があるなあ、という作品です。
欲望列車では、ブランチのオマージュ、クラウディアを加納幸和座長、
ステラのオマージュ、テレサを森川理文さん・植本潤さんで観ました。
で、そんな女形好きな私なのですが、
女性を客観的に見て、先ず性別というところから模倣して、役作りとかされていくので
ご本人たちも仰るように、女形が女性を演じるというのは、
こう、本物の女性が演じるよりもまろやかに観せてくれる感じは本当にあって。
絶対的に「お芝居である」っていうことが膜を張ってくれるというか、リアルでないことの安心感とか、
色々理由があると思うんだけど。
映画はまだ、スクリーンの中だったりするだけに耐えられたんですけどこう、
(今回だってスクリーンだけど、舞台の臨場感はあるからね)
今回のジリアンが演じたブランチはもうね、痛々しさがもんのすごく生々しくて(もちろんいい意味で)。
精神的に参ってる、虚勢を張る、本当のことであって欲しいことを真実のように語り振る舞う、
ひとの弱いところ強いところを見せつけられました。
それでよければ、運がいい人はそのまま生きられるとおもうの。
でもブランチって、スタンリーという彼女にとっては対極の水と油のようなひと、正反対で相容れない、
しかもそれをお互いがわかって、嫌悪して、さらに悪いことにお互いが歩み寄れない頑固者で、
そのために嘘が暴かれて、壊れるっていう最悪のパターンに嵌ってしまうのよね。
そんな間柄だから、お互いの過去も慮れないし。
それがとてもかわいそうだった。
・・・かわいそう、という表現は今私の心の中では適切じゃなくて、
もっと寄り添った形にしたいのだけれど、そうして自分に置き換えて想像したら
ただ辛い、という言葉では軽いような気がするし、耐えられない気がするから、
少し距離を置いた表現にしてみている。
最初から、ジリアンのブランチは喋り方がお嬢様で。
篠井さまのときは、篠井さまの女形を何度も観ている分違和感は感じなかったんだけれど、
ジリアンのブランチは、ジリアン自身の本当の喋りはきっとこれではないんだろうってわかるくらい、
ジリアンのブランチがお嬢様を演じていた感じがあって、
(だから彼女の喋りは「お嬢様風」な一辺倒な感じがしたの、いい意味で。そういうふうに振る舞いたいんだろうなあっておもった)
ラストを知っていて、「本当であって欲しいことを本当のこととして言う、でも心を偽ったことはない」という台詞も知っている私は、
出だしの話し方で既にあばばばばばってなっていて。
んで、鬱よりも躁でいられるように、私は幸せだと思っていられるようにお酒を摂取しまくるブランチが切なくて。
ブランチだけがかわいそうとは思わない。
それぞれに悪いところもあるわけだし。
スタンリーも耐え切れなかったろうし、
愛する旦那と姉の間で揺れるステラも本当にかわいそうだ。
愛して結婚まで考えたのに、相棒に彼女の過去を暴露されて愛を憎しみに変えてしまったミッチーも。
でも、悪い運の量は断然ブランチが多いから
(や、量とかじゃないけど、過去から遡ってみても辛いことが重なりすぎてる)
どうしても嗚呼ブランチ!!ってなってしまうのだけれど。
後半とか、もう辞めてあげて!!ってずっと思ってた。
ジリアンの声が少し涸れてたのかハスキーで、それがまた後半苦しさを増してね・・・
最後完全に壊れちゃった時とかはもう、泣いてる妹の呼びかけにも答えられないとか・・・もうね。
いやほんと、見れて良かったです。
あと、噂に聞いていたヤング・ウィッグ・シアターのつくりや拘りを観られたこともとても良かったです。
前衛的というか、新たな試みを、見たこともない舞台を作ってくれ、という劇場主さんの言葉や姿勢が素敵。
客層もとても幅広くて、老若男女、果ては映画スターも訪れるっていう・・・
今年、秋にろんどん行く時は絶対ここに行ってきてやろうと思っています。
言葉が満足にわからなくても、どんなことが行われているのか目撃したい。
今回の舞台作りもとても素敵だったけれど、毎回舞台によって使い方が全然違うっていうのを
映像で見たときは本当にびっくりした。おんなじ建物かよ嘘だろって。
だから、またひとつろんどん再訪問の楽しみが増えたなあって。ふふふ
おもいだせるところでこんな感じ。
また、思い出して書きたくなったら追加していこうと思います。
水曜までだったところが追加上映決まって木曜までになったらしいので、
まだ見てないけど見れるかもってかたは、是非行ってみてください。
篠井さまがまたブランチやるときは、今回の感想胸にまた行きたいなあ。
あ、三軒茶屋婦人会7月にあるじゃん!!!調べなきゃ!!!