日本で始めての行政事業「清瀬市ホームビジター派遣事業」から学ぶ

2月1日（月）
「ホームスタート」ボランティア養成講座を、清瀬市の「ＮＰＯ法人子育てネツトワーク・ピッコロ」の代表理事である小俣みどりさんを講師に開催しました。
試行事業も終え、昨年より清瀬市ホームスタート派遣事業としてホームスタートのスキーム（運営団体）「ホームスタート・ピッコロ」が委託を受け事業を実施しています。
今日は「ホームスタート」への理解をグループに別れ振り返りから始まりました。
要望があった家庭に、オーガナイザーの駒中が出向きニーズを確認。その後ボランティアと供に訪問。その後いよいよ一人で訪問します。援助を受ける相手を理解し、その生活やその人の状況を把握できる力量を身につけることはたやすいことではない。子どもの成長を守るために、命が守られる「栄養・温かさ・保護」1次的ニーズ。よりよく発達していくための2次的ニーズ「愛情・安全・新しい経験」そして行動が、自立を妨げる結果にならないように。やりすぎないこと。しかしその境界がむつかしい。事例を読みあい、個人・グループで討議し子育て支援を求めている母親へどうかかわり、どう対応すればよいのかを考える。
相手との距離の取り方や相手のありのままを理解することを講座の中で学びあうことができました。
２つの新聞社の方が午前午後に分かれて取材に来訪。必要としている家庭へ発信し受け止めてくれることを願っています。「家庭へ訪問するとお母さんが変わる」ホームビジターの喜びを伝えてくださった小俣さんに感謝をこめて、東海初「ホームスタート・まんま」が発信します。

次回2月8日は最終章です。講座を学び合った仲間と確認しあう作業です。テストもあります。
終了証も出来あがります。ひとつひとつ手探りで話し合い学び合った養成講座です。