まのまのにっき

ゆるゆると日々のあれこれをぽつぽつと。

お引っ越し

2012-03-08 13:07:19 | にっき
生まれも育ちも城南地区。
一人暮らしを始めたのが20代後半。
最初の部屋は目黒駅から歩いて5分の小さいマンション。
初めて本当の自活をする喜びでいっぱいだった。

あこがれの一人暮らし。
寂しさとか、ホームシックみたいなものは、不思議と感じなかった。
そもそも何故か、幼少時からワタシは家を出たくて仕方なかったのだ。

母は泣いたが、父は自分らしくやれ、と、応援してくれた。

古い物件故の赤水と、身体の不調で実家に連れ戻される事を恐れて無理矢理引っ越した先は
隣町のおセレブな住人が住む地区。
なんだかんだで長く住んだが、一階で陽が当たらないのと
虫の多さで結構大変だった。
布団は干せないし、隣人は避けるし(結局一回も顔を見なかった)
革製品は片っ端からカビていくしね。

漸く引っ越し費用も捻出できるようになり
半年近く不動産屋を巡り歩いて見つけたこの部屋。

階段5階まで上るのはちょっと大変だったけど
レトロであったかくて日当りも風通しもいいこの部屋は
本当に気に入っていた。
最初に部屋に足を踏み入れた時に
いや、不動産屋がスルーしようとした間取り図をふんだくった時に
すでに、ここに住む事を予感していた。
沢山友達も出来て、遊びに来てくれて
思い出もいっぱい。

お名残惜しさ満載です。
また目黒に戻って来た暁には、またこの部屋に住みたい、とさえ思う。
ありがとう、マイルーム。
お世話様でした。
大好きよ。