PSP『いっしょにごはん。PORTABLE』

★★☆☆☆。2.5くらい。





ゲーム化発表の時から「これドラマCDでBLではないけど男だらけでBLっぽいやつだよなぁ…乙女ゲー化とか大丈夫か？」とだいぶ不安だった。
ニコ動のラジオを聴いてたからドラマCDの存在は知ってたけどBLが大嫌いな私は聴いたことがなくて不安ばかりが募ってた。
まぁ、それでも買っちゃう辺りが乙女ゲー好きの弱みと言うか何というか…

ある程度、共通ルートがあるのはわかってたけどこうまで同じだと金太郎飴と言わざるを得ない。
出会う→文化祭→召し屋荘取り壊し危機→阻止のためにコンテスト→優勝(or入賞)→署名も集まり大学提出→それでもダメで最終的にサトウさんの組織が介入して一件落着。
すんなり優勝して召し屋荘守れたのは一回くらいで他の結末も一回くらいでそれ以外は全部これだっけ？

主人公自体は可愛いし、管理人の仕事も頑張ってて好感が持てる。
あと辛澤さんルートの主人公は抜群の料理センスを発揮しててかなり良かった。
基本的にどのルートも小麦粉料理は完璧で他の料理が苦手って感じだったけど、辛澤ルートはカレー食べさせられて的確に感想を言って何をどうすればより良くなるか辛澤さんですらわからなかったのをアドバイスしたりと格好良かった。

恋愛面ではかなりの微糖。
サトウ以外はキスあり、辛澤さんだけは朝チュンありではあったけど全体的そこまで甘くない。
基本的にみんなでワイワイガヤガヤで告白～キスはだいたいエピローグに入ってからだし…
もっとイチャイチャ甘々を見たかったのに…

辛澤澪＞林流宇＞＞＞鳥山＞サトウ＞米田光＞＞＞海野力＞卯野葉直＞大豆納。
辛澤・林兄弟最高！！！
もう他のルートからずっと好きだった。
どうせならもっと2人で取り合ってほしかったけどね。
鳥山、サトウ、米田は等身大の可愛らしいカップルで良かった。
大豆先輩は期待してたのに大豆先輩実家問題が凄く腹立って萌えるどころじゃなかった。
どのルートも今後どうなるかわからないにしても主人公は夢を叶えられそうなのに大豆先輩だけは100％叶えられないし…
主人公はわざわざ北海道の実家から上京してまで経営学を学んで実家のレストランの手伝いをして継ぎたいと日々頑張ってたのに、大豆先輩はそんな主人公の夢を蔑ろにしていくら歴史と伝統がある古い料亭だからって主人公のことを一切考えず女将修行させて女将になること決められるとか酷すぎる。
しかも主人公の実家は小さなレストランだけどそれでも近所の人から人気で「来てくれる人が笑顔になれるお店をやりたい」と言うのが夢なのに真逆っぽい高級料亭とか…