以下に再掲する文章はちょうど6年前【 子育て日記 】に書いたものです。
交通事故 VOL1. すべてはこの日から 長女
今日、日本テレビ24時間テレビを放映中。その、雰囲気を利用させていただくしかない お話しです。
この日、日常通り全員を学校に送り出してから数分。
けたたましい呼び鈴、ドアを叩く音。ここから、人生の大きな谷間が姿を現しました。「娘が、車にはねられた。」死にかけている。この、思い出したくない現実。登校途中、自転車通学の愛娘が車に激突。その現場に私たち夫婦は駆けつけました。
アスファルトに血を流す頭を押し付け、横たわる愛娘。呼べど、返事はなし。「揺すらず、声をかけ続けて!」の声が耳に入る。何も答えず、か細い息をするだけの愛娘。ただ、現実を受け入れるべきか否かを頭の中で問いただす時間が過ぎ行くだけ。レスキューカーに乗って救命救急病院へ。
病院では、壊れた愛娘の姿 意識不明に陥った愛娘の姿。これが、あのテレビの中で放映されていた、悲惨な事故の主人公・・。そうなってしまったなどと信じたくない。否信じない!!その時の、辛さ、辛さ、悲しさ、憤り。
命だけは、命だけは、どんな姿でも受け入れます。とお医者さんに懇願。十中八九、元の姿は期待すべくも無い。命の補償も無い。(刑事さん、お医者さん、看護婦さん、事故に慣れている方々すべての方の感想。)その原点から、私たち家族の、現在の1年と8ヶ月目の姿があるのです・・・。
元気な今を思う時、守ってくださったすべての皆様に感謝申し上げております。
119番を呼んで下さった方、レスキューの方、指示を与えてくださった刑事さん、そして命を守ってくださった病院の関係いただいたすべての方、それから、見守り続け力を与えてくださった友人、知人、親戚等のすべての方々。最後に、その社会資本を整備していてくださった行政の方、すべての方々に、感謝申し上げます。
それから、娘はヘルメットをかぶっていました。ここに、ヘルメットを作ってくださった製作所の関係者の皆さんにも感謝の意を表します。
2001/08/18 PM10:00 UP 0014
当時は、一筋の灯かりを求めリハビリに明け暮れる日々でした。
彼女は今春大学を卒業、自動車学校に就職し日々活躍しています。
人生が変わる瞬間を経験。
しかし、落ち込んだ深い谷から這い上がる事ができました。
今の私にできること。一つの提案です。
皆さん、自転車に乗る時にもヘルメットをかぶりましょう!
それが、自らそして家族、ひいては全ての人の幸せにつながるはず。
みんな、ヘルメットをかぶろうよ!!
(あれから7年8ヶ月を過ぎた日の朝)
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