朱子学の封建倫理の立場からの廃仏思想で、論旨は〔1〕神仏習合を否定し、神と仏を区別する、〔2〕寺が檀家(だんか)制度を利用し民衆より収奪することを批判し、仏教本来の救済思想に戻す、〔3〕反権力的思想をもつ日蓮宗不受不施(にちれんしゅうふじゅふせ)派などの宗派を抑える、などである。国学、水戸学の「敬神廃仏」の思想による。廃仏棄釈(はいぶつきしゃく)とは? 意味や使い方 - コトバンク日本大百科全書(ニッポニカ) - 廃仏棄釈の用語解説 - 江戸時代から近代にかけての仏教排斥思想。この思想は大別して二つの時期がある。一つは朱子学の封建倫理の立場からの...コトバンク