新しい学習指導要領で示された探究型学習は、従来の「調べ学習」とどうちがうのか? 探究型学習の展開にあたって学校図書館が果たすべき役割は、必要な資料情報を提供し、その活用法を指導するだけでいいのか?
新しい時代に求められる学びの形と、それに対応する学校図書館の在り方を問い直すシンポジウムを計画しました。今年4月に出版された桑田てるみ編著『思考力の鍛え方 学校図書館とつくる新しい「ことば」の授業』(静岡学術出版)で取り上げられた理論と事例をクリティカルに吟味しながら、探究型学習をどのようにデザインし、教師と学校図書館職員とのコラボレーションをどのように創りだしていくのか、などについて参加者全員で話し合います。また、探究型学習を小学校から中学校へ、中学校から高等学校へと、どのようにつないでいくのか? さらに、その成果を大学教育や職業にどう活かすのか? といった幅広い展望についても検討したいと思っています。
自らの学校で実施可能な具体的な方略を構想するために、ご自身の事例や問題意識をもってご参加ください。
日時:8月12日、10:30~16:30
会場:田園調布学園中等部・高等部 http://www.chofu.ed.jp/
プログラム:
10:30~11:30 アメリカの学校図書館を通して私たちが考えるべき課題(足立正治)
2007年に発表されたアメリカの新しい学校図書館基準のもつ意味を問い、わが国の学校図書館が考えるべき課題を浮き彫りにしたいと思います。
11:30~12:00 田園調布学園中高等部図書館の見学
(昼食:各自持参、ゴミは各自で持ち帰り)
13:00~14:00 『思考力の鍛え方』の出版に至るまでの経緯と基本的な考え方(桑田てるみ)
14:10~16:30 パネルディスカッション:学校図書館とともにつくる探究型学習の可能性を探る
Part1 『思考力の鍛え方』に紹介された実践をめぐって
Part2 パネリストと参加者全員によるディスカッション
司会:桑田てるみ(国士舘大学准教授)
パネリスト:眞田章子(かえつ有明中高等学校司書)
庭井史絵(慶應義塾普通部司書教諭)
野村愛子(田園調布学園中・高等部司書)
その他:
・参加費:必要経費の実費を参加者で分担します。
・定員と〆切:10名~20名の比較的少数の参加者を先着順に受け付け、実施可能な限度に達した時点で締め切ります。(できるだけお早めにお申し込みください。)
・問い合わせ・参加申し込み:氏名、所属、連絡先、参加の動機を明記して、メールでお申し込みください。ma_3905@hotmail.com
・詳しくは下記のファイルをダウンロードしてください。
「学校図書館と創る探究型学習」実施の方略を考えるシンポジウム
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます