e-mono select

映画&音楽のレビュー&日々起こる時事に絡めて商品をピックアップしながら論ずるブログです。Twitterとも連動中です。

おすすめPR

テレビ東京『逃亡者おりん』好発進。

2006-10-28 16:36:29 | Weblog
 テレビ東京で10月20日に始まった時代劇「逃亡者(のがれもの)おりん」が10.3%の視聴率でテレビ東京のドラマとしては好発進をした。

 私も第一回目を見たがこれはなかなか面白い、普段時代劇を見ない層でも十分楽しめる作風。

 まず、おりん役の青山倫子がいい、木村多恵を思わせるすっきりとした和風の顔立ちと「イーオン・フラックス」のシャーリーズ・セロンが着ていた衣装のような体のラインがハッキリとわかるタイツ地の衣装。

 それから、おりんの母親役の梶芽衣子、「女囚さそり」、「修羅雪姫」など伝説的な映画の主人公を演じた名女優、きっと作り手達も上記の作品へのオマージュも含んでいるのだろう。

 ドラマもアクション満載で、どこか70年代に量産された劇画を映画化したプログラムビクチャーを思い起こされる。

 テレビ東京もお正月恒例放送の「新春ワイド時代劇」で力を付けていたのだろう、この視聴率を見ると時代劇もまだまだ開拓の余地がある事を証明された。

 これからも「逃亡者おりん」の快挙を期待したい。
イーオン・フラックス プレミアム・エディション GNBF-1131
イーオン・フラックス プレミアム・エディション GNBF-1131
女囚さそり 第41雑居房 DSTD-2152
女囚さそり 第41雑居房 DSTD-2152
女囚さそり けもの部屋 DSTD-2186
女囚さそり けもの部屋 DSTD-2186
女囚さそり 701号怨み節 DSTD-2302
女囚さそり 701号怨み節 DSTD-2302
修羅雪姫 TDV-2851D
修羅雪姫 TDV-2851D
修羅雪姫 怨み恋歌 TDV-2852D
修羅雪姫 怨み恋歌 TDV-2852D



東京国際映画祭にて「十三の桐」を鑑賞。

2006-10-28 10:26:34 | Weblog
 昨日は、東京国際映画祭のコンペティション部門の中国映画「十三の桐」をオーチャードホールにて鑑賞して来ました。

 東京国際映画祭オーチャードホールに行くのは、1999年のディズニー映画「ターザン」以来なので実に7年ぶり。

 しかしオーチャードホールは映画の上映には不向き、とにかく残響音が多くて今のシネコンと正反対のホール、丁度サラウンドアンプで間違えてホールのDSPを掛けて映画を見ているのと同じ感覚。

 さて映画の話は、地方都市のちょっと荒れた無名ハイスクールを舞台に展開する、17歳のヒロインとその学友たちの切実で刹那的で劇的な青春。
美人草」のルー・ユエ監督が、強靭な演出力で新境地を開拓。

 まずこの映画、私の嫌いな全編HDカメラでの撮影、HDからフィルムに変換した時点で映像が劣化する、早い動きになると残像や動きボケが出る。

 普段中国映画を見ないせいか、映画はかなり淡白、私の苦手のタイプの映画、ドラマは淡々として人物の掘り下げが浅く、演出の未熟な部分がかなりあり映画を見ていて疑問を感じるシーンや説明不足のシーン多々あり判らずじまいで終わった。

 それから面白いのは高校の制服、何故か男女共お揃いのジャージの上下、中国の高校はジャージが制服?それと昼食はバーベキュー? 校舎はボロいのに警備員が沢山いる、何かトラブルが起きると大挙して警備員がやってくる、など日本と中国のカルチャーギャップが面白い。

 映画上映後に監督のルー・ユエと主演のリウ・シンの公開記者会見があったけど、記者や観客の質問もストーリーの疑問点を質問する人が多かった、監督の答えを聞いて初めてストーリーの細かい点を理解出来た、しかしこれでは映画は駄目です。

 映画というものは、映画の中で完結しなければならない、後から監督が説明して分るようじゃ映画としては失敗作。

 今日は無理矢理の「十三」つながりのDVDを紹介。
13階段 PCBG-50447
13階段 PCBG-50447
13ウォーリアーズ TDV-2592D
13ウォーリアーズ TDV-2592D