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映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(吹き替え版)」を鑑賞。

2007-06-09 22:27:17 | Weblog
映画の話
 “深海の悪霊”、デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)が手を結び、海賊たちは滅亡の危機に瀕していた。生き残る手段は“9人の海賊たち”を招集することだったが、9人のうちのひとりはあのジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だった。しかし、彼は現在“世界の果て”に囚われていて……。

 まず、本作の予告編について書きたい。前作の『デッドマンズ・チェスト』のラストで消息を絶ったジャック・スパロウが予告編に出まくっていてガッカリした。あれだけ謎を残して終わったのに、出てくる事は判ってはいるけど映画を見るまで謎のままにして欲しかった。

 今回見た吹き替え版はフィルムのプリントが非常に悪く、画面は暗くてガサガサでボケ気味。音もレンジが狭くドルビーデジタルを更に圧縮を掛けたみたいな音で伸びが無く、スーパーウーハーの低音だけがボンボンと唸っている感じである。

 さて本編は、ジャックの消息を求めて敵の懐に飛び込むオープニングのエピソードを見ていて『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』の初めのハン・ソロ船長の救出にジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜り込むルークとレイアの話を思い出した。こちらもシリーズ3作目で同じような展開になってしまったのか?

 映画の感想
 うーんさすがにシリーズも3作続くと、見るほうも見慣れたせいか新鮮味が無く、かなり大味に感じた。出演者も増えてしまい焦点もぼやけ気味で、期待したチョウ・ユンファもそれほど出番も無く、ジョニー・ディップも存在感がいつもより気薄に感じた。それ対してバルボッサを演じたジェフリー・ラッシュが素晴らしい存在感で彼が出てくると画面がピシリと引き締まる。
 まぁ、本作の主演はエリザベスを演じたキーラ・ナイトレイでもあった様だし、オーランド・ブルームは相変わらずのポジションで存在感が薄い。
 物語の展開も一本調子で押し引きが無くダラダラとした展開でラストでようやくエンジンが掛かった感じてあった。それにしても、あれだけ海賊が集結したのに、他の海賊たちの見せ場が殆ど無いという演出もいただけない。
 今回は吹き替え版で見たのが仇となったのか、作品の世界に入り込めないまま映画が終わってしまった。
 ホラーテイストも入ったバランスの良かった一作目の『呪われた海賊たち』、コミカルな味付けと立体的なアクションが楽しかった二作目の「デッドマンズ・チェスト」、非常にガッカリな結果になってしまった「ワールド・エンド」。もし、シリーズをまだ続けるのであれば監督の交代は必至だろう。
 エンドロールの後にも話がありますので、焦って帰らないように・・・。

 
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