淡々とした映画だったんですが、
人間の業に対するいかり、
そしていのりを感じ、
じわじわと泣ける作品でした。
いかり超えた所にいのりがあったんですねーー
🌸春
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f1/e54ff0086a56637da849630cff7e8100.jpg?1684194481)
爺和尚と池の上の寺で暮らす子坊主、
最初は薬草を取りに行き、襲ってきそうな蛇を捕まえて、逃します。
良い子なんだと思います。
だんだん退屈そうにしてる子坊主。
一人で船で出かけ、今度は魚を捕まえて
魚に石をくくりつけて面白がっています。
魚、カエル、蛇!石をくくりつけて面白がる子坊主!
あーー退屈が残虐な行為生み出す
人間あるあるが描かれてるーーー
それを見ていた和尚、
寝てる子坊主に石をくくりつけます。
痛みを知るがいい
三匹のうち、一匹でも死んでたら
お前は一生こころに石を背負い続ける事になるだろう
重い石を背中につけて
フラフラと三匹を探すも
当然魚は死んどるわね😓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/92/c7ca9d736c517cacfc0d31a8832c1f53.jpg?1684194834)
泣きながら供養
カエルは生きていましたが、
蛇は他の動物に襲われて死んでました。
😱😱😱😱😱
🍀夏
思春期になった子坊主
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/ec/bda5ba554a2a4af1baccaa7abcff33a0.jpg?1684194915)
街から病気の療養にやってきた少女と恋に落ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/41/02ab4c5427cdb294550bf205a2b7dc4b.jpg?1684195001)
船乗ってるだけな良いけどねぇー
やる事ないですしねーー
二人で肉欲に溺れて、ついに和尚に見つかってしまいます。
元気になったんか?
ええ、元気になりました。
どんな薬もかなわんな!
和尚は少女の病気は気から来てるって言ってましてねw
まぁー良かったね
少女は街に帰っていきます。
欲望は執着生み
執着は殺意を生む
手放しなさい
と和尚はいうも、少女を忘れられない子坊主
少女を求め街へ出ます。
🍂秋
寂しさからか、
猫を背負って帰ってくる和尚。
包んであった新聞紙に妻を殺害して逃亡してる男の写真が!
あ!この顔、出てってた子坊主じゃないか😳
子坊主を待つ和尚
妻に裏切られ、
殺害してもまだ怒りが収まらない青年小坊主が帰ってきます。
怒り狂った子坊主は自殺を試みますが
人を殺したからと言って
自分を殺してはならない
なぜか和尚の折檻が始まるのでした!
😱😱😱😱😱😱
いきなり田亀源五郎の世界でビビったw
猫の尻尾で床に般若心経をかき
(なんで猫の尻尾?虐待だからやめてぇーー!)
それを殺したナイフで削れという和尚
般若心経が怒りを沈めてくれる
そこに刑事がやってきて、お縄になるのですが
最後まで掘らせてやってくれ
青年子坊主が掘り終えて寝てる間に
刑事さんと和尚で般若心経に色をつけます。
そして、お縄になって去っていく青年子坊主。
見守った和尚は
なんと!
今度は自分が船の上で焼身自殺!?
😱😱😱😱😱😱😱😱
えーー?
自分を殺したらいかん言うてたやん
って、後から調べたら「焼身供養」ってのがあるらしいですね。
とはいえ言い方だけじゃん🤨❓
やってる事一緒じゃん❓❓
監督の
古い宗教的価値観への異議申し立てみたいのを感じました。
⛄️そして冬
誰も居なくなった寺に刑期を終え、
壮年になった子坊主が帰ってきます。
なんと!
後から知ったけど、
壮年期を演じてるのはキム・ギドク、
監督自らだったんですねぇーー
ヨガ?
憲法?
本に書かれた体術をマスターしていく姿を見てが素晴らしいかった!
氷で仏掘ったり、
もう仙人みたいな生活
そこへ
赤子を連れた顔を隠した女性がやってきます。
あ、多分、この女性訳ありで
赤子を手放すんだなーーと感じさせます。
あ!この壮年子坊主も
こんな感じで和尚に託されたのか!
繋がったーーーー!!!
な、泣けるーーー😭😭😭😭😭
夜、赤子を置いて、泣きながら一人去る女性、
池の氷が割れて、ドボン!
死んでしまいました😱😱😱😱😱
それをみて何を悟ったのか
裸の自分に石をくくりつけ
観音様を担いで山を登る壮年子坊主!
その道は壮絶で
アリラン節が悲しくも元気よく流れます。
何やってるん!
石なんか捨てなはれ!!
なーんか神様の無邪気ないたずらで石をくくりつけられたのが
俺たち人間なんだ!
人間はみんな石を背負って生きているんだ😭😭😭
って、思えてきて
な、泣けるぅーーーーー
退屈した幼児のいたずらが
一生背負っていく業で
恋した青年の執着が殺人?
そんなんいやだなぁーー
しかし、思い返せば
和尚が子坊主に言ってた事で
それがアファメーションになって実現しちゃっただけなんちゃう?
そんな事言わずに、
お前もそんな年頃になったんか
その執着は思春期特有のもので一過性や
街にはいろんな女の子がおるぞ
飽きるまで勉強してこい!
って、追い出してあげてたら、
殺害なんて起こらなかったんじゃー
ないかなぁーー
なーんて思いながら見てたら、
最後、頂上まで上り詰め、
自分たらの住んでる池が見える所に観音様を設置する壮年子坊主。
あ、最後は神頼みね。
思えば
小坊主の教育のためにいろいろ呪いをかけてしまった和尚(悪気はない)でしたが、
人を捌くのは人じゃない!
赤子を捨てた女性は神の捌きで
お亡くなりになりました。
なるほど
全ては神任せ良いんやな
人を捌くとそれは呪いなるだけなんや!
そう思ったら楽になれますねぇーー
🌸🌸そしてまた春
怒りを超え
真なる静寂を手に入れた
壮年子坊主の元には
残された赤子が子坊主になって、
亀にいたずらをしております。
歴史は繰り返す
でも今度は観音様が見守ってくれています!
きっと良い方に変わっていくんでしょう。
そう感じさせる作品でした。
星五つ!
しかし、この監督、多分学校嫌いだよね
行かせない方が良いって思ってるよね😅😅😅
人間だから集団生活学ぶのな必要だと私は思うなぁー