(読了5分) 重要度 ★☆☆☆☆
・ダウ上昇も、半導体下落
・経済指標は市場のシナリオ通り減速中
・OPECプラス合意ならず
・12月13日まで「中立」人気銘柄の利確売りに注意
米株30日(NY時間15:19場中)
ダウ平均 +1.00%
ナスダック ー0.72%
日経先物 0.00%
NY他市場 5時台 ダウ平均は355ドル高 シカゴ日経平均先物は3万3500円
・経済指標は市場のシナリオ通り減速中
このところの経済指標は鈍化が多い印象です。
失業率が急に上がらない限り、
それは株にとって良いニュースなのですが、
景気後退期の失業率は急に上がってくるのが常なので
まだ慌てる時間じゃないですが、
心の準備だけはしておきたいです。
相場も、そんな不安がよぎったのか、
バブルの指摘がある7大銘柄は下げて
ダウは上昇。
イェレン財務長官の「過度な中国依存」に対する警鐘も
グローバル企業には重荷。
個人の利確売り、人気ハイリスク銘柄は注意。
・OPECプラス合意ならず
一部の自主減産のみ、原油76ドルへ下落
12月前半、私の戦略
12月、株コンセンサス予想
S&P500 平均は4664前後 最低4200~
24年末時点の米S&P500種、4200とJPモルガン予想-最も悲観的
方針としてはIBDとダン高橋戦略で
今はあまり動かないのが良さそう。
12月12日からFOMCがあり、
ブラックアウト期間に入ったので
それまでFOMC幹部の発言は控えられます。
それ以外の注目人物はイェレン財務長官。
(政権の中の人で、来年は選挙。なので良い事しか言わない)
市場は利下げを意識していますが、
インフレを示すPCEコアの年率2%台が
FRBの最終目標なので、まだまだ道半ば。
70年代のインフレぶりかえしの教訓も踏まえて
ゼロ回答でショックを受ける株式市場
(アメリカ人はやたら楽観的ですよね)
というシナリオも頭の片隅に。
年末中旬は
米投資家の節税で損出しと、
日本の新NISAに向けて
旧NISAや特定口座の移し替えのための売り
もあり得ると思うので
押し目買いのチャンスまで
ローリターン上等でじっくり待とうと思います。
勝手にドル急騰予想
ドル円は円高目線が王道なのですが、
空売りが殺到しているらしいので、
逆の踏み上げ相場に注意。
ドル円はスワップポイントも重いので
ドル安に賭けたいなら、
ゴールドのほうがローリスク・ローリターン。
新興国株はハイリスクなので量に注意。
FX25倍は読めない上に、
突発的イベントもあって投資家の9割が敗北、
なので、やめといたほうがいいです(自戒)。
岡崎良介氏によれば、
市場金利が4.2%くらいなら株上昇
4.0%を切ってくると、景気後退の不安から株安
だそうです。今、4.3%にちょっとぶり返し中。
以上です!