ほぼ日記

節税テク「損出し」……148円で購入したドルの含み損をわざと実現化

今回は某ユーチューバーやブロガーさん達に踊らされ、
151円付近のドル最高値で

高値掴みしてしまった人向け
節税テクニックを紹介していこうと思います。

納税額が10万円以上変わってくるケースもあるので重要だと思います。


 
まず、株と外貨預金での為替損益をおさらい。
 
 一ドル151円1万米ドルに替え、
 株を買ったり外貨定期にしている場合、
 現在は142円なので
 9万円ほど、為替での含み損が出ているはずです。
 
 ①購入時 
  151万円 → 1万ドル (手数料は考慮していません)
  1510000÷151円=10000 ドル
   
 ②現在の評価額 (ドル安円高になり、含み損になった場合)
  1万ドル → 142万円
   10000×142円=1420000 円
 
 ③為替損益(株の値上がり分は考慮していません)
  購入金額 - 現時点の評価額 = 含み損
  151万円  -  142万円    = 9万円
  実際に売ると、含み損から為替差損実現し、9万円の損失が確定する。
   
  これとは逆に、115円くらいの時に買ったドルなら、
  含み益や為替差益が出ていると思います。
 
今年中に株や外貨預金で実現した為替差益ほかにもある場合
年間での所得を確定申告するので、
ここであえて別の含み損を確定して損失を計上することによって
所得圧縮できます。
(※同じカテゴリーしか損益通算ができない)
(※含み益のままだと今年度は確定申告不要なので、このテクは使えません)
 
例)
 
 115円のとき1万ドルを購入、
 137円でドルを売って22万円の為替差益を実現した。
 
 さらに151円のとき1万ドルを購入、
 142円で含み損を抱えている――場合に、
  
 142円でドルを1万売って、いったん含み損を確定させる。
 翌日、142円でドルを1万同額買い戻す
 
これが「損出し」です。
 
同額を売って買い戻すだけなので(手数料は負けますが)
資産は何も変わりません。
 
しかし、帳簿や税法上では、
このように「損出し」することによって、
課税の対象を22万円-9万円=13万円に削減できる、というものです。
(所得税率が10%の人なら9千円節税になるはずです)
 

すでに為替で今年度中に儲けている分が必要なので、
なかなか狭い範囲の節税テクですね。
 
注意点は同じ日にすぐドルを買い戻してしまうと、
税法上、平均して取り扱うので
計上したい損失が減ってしまいます。
 
詳しくはこちらのブログが分かりやすいです 
米国株で為替の変動を利用して損だしをする方法 - Dr.ちゅり男のインデックス投資 

 

経済指標が発表される日を挟むと
予想外の値動きになることがあるので
三つ★クラスの重要指標の日は避けた方が無難です。
経済指標カレンダー/マネックス証券

可能性はとても低いと思いますが、
まだ年末にドル円が151円を超える可能性もゼロではないので、
損出しするのは12月のFOMC後がいいかもです。
理想は12月31日にドル売り、1月1日にドル買い戻し。
なお、債券は償還前の隠れ売買手数料が高いと思うので、
手数料負けや単価負け、買い逃し等々に注意してください。
 
私の損出しスケジュール予定

11月30日9時 漫画家の薬味紅生姜先生が血と汗と涙で稼いだ私の不労所得が普通預金に入金
       (ごっつぁんです! 7-9四半期の売れ行きが好調と編集さんから聞いております)
          皆さんも私の不労所得のために買ってね! 
          ↓ ↓ ↓ 
          コミックライド-the monthly super web comic-

12月15日4時 FOMC政策金利発表
12月15日23時 外貨普通預金口座のドル売り
12月16日6時 ドル買い戻し → ドル送金、米国国債をドル建てで追加購入

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