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And This Is Not Elf Land

結局は、ハリウッドスター頼み?



今年2月~3月にかけてウエストエンドで上演された、リリアン・ヘルマンの代表作ともいえるTHE CHILDREN’S HOURがこの秋ブロードウェイ入りするという話がありますが…


劇作家のリリアン・ヘルマンも、このTHE CHILDREN’S HOUR(邦題『子どもの時間』)も…日本では「知っている人しか知らない」という感じかもしれませんが、61年の『噂の二人』として映画化されたもの(オードリー・ヘップバーン、シャーリー・マクレーン主演)が一番知られているかも。こちらをどうぞ

また、ジェーン・フォンダ主演の77年の映画『ジュリア』は、リリアン・ヘルマンの自伝映画でもあります。

リリアン・ヘルマンと言う人は、例の非米活動調査委員会証言することを拒否し、ブラックリストに載せらた、という人でもあります。この、暗黒の時代を隠れたテーマとして書かれた劇作には、有名なアーサー・ミラーの『るつぼ』がありますが、この『子どもの時間』のほうが、数年、早く書かれています。

16世紀にセイラムで実際に起きた魔女裁判から題材をとって書かれた『るつぼ』も、ミラーの渾身の作と言えると思いますが、この『子どもの時間』も、なかなか凄まじい作品です。これは、初演以来BWで上演された記録がないのですが…この秋、リバイバル上演ということになれば…これは、私的にも、けっこうな「事件」かも(?)

ここ数年、リバイバルとして上演されたプレイの中でも、かなり内容的にもセンセーショナルだと思います。話題になることは必至でしょう。

ロンドンでは、カレン役がキーラ・ナイトレー、マーサ役がエリザベス・モスでした。そして、ブロードウェイでも同じキャスティングになるという噂…

そうですか…やっぱ、「結局は、スター頼み」なんですかね~

少々ガックリきましたよ。確かに、このところのブロードウェイは…特にリバイバルのプレイのほうは、ハリウッドスターを起用しますよね。そうしなければならない事情ってもんもあるんでしょうが。
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