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And This Is Not Elf Land

AUGUST RUSH



映画『奇跡のシンフォニー』

「映画の日」がこんなに混んでいるなんて知らなかった…ま、洋画・邦画ともに人気作が揃っているということもあるんだろうか。

で、この映画なんですが…
同じ「ベタ」な話なら韓流の方がいい。以上!

…と終わりたいところですが(だめ?)
いや、「韓流」だって「冬ソナ」を時どき見ていた程度なんですがね~でも、あれは「こんなもんだ」と思って見ていれば、それなりに楽しめました。

以下、かなり好き勝手なことを書いております。ゴメンナサイ(…と、前もって謝っておこう)

万物には(天が与えた)リズムがあり、旋律がある…そう、始まりはまぁまぁ良かったし、作り手の表現したいことも分からないではなかったんですが…でもまぁ、あんまり期待はするまいと思いながら観ていたのでした。

お母さん役は『フェリシティの青春の』ケリー・ラッセル。フェリシティのときも思ったんですが、この人、表情がいつも同じで、顔で演技のできない人なんですよね。

お父さんは、どっかで見たと思ったら『マッチポイント』のジョナサン・リス=マイヤーズじゃありませんか~!で、このお父さんがミュージシャンという設定なんですが…私の中では「いい歌を歌う人にイイ男はいない!!」なんでありまして(!)見るなり「ああ~、あり得ないよ~」なんて…シラ~でございました。

で、この方の歌う歌も私好みでもない。彼は、一時はビジネスマンとして成功の階段をのぼりかけていたのに、「自分には音楽があったんだ」と、失った日々を取り戻すように、再びNYにやってくるんですが…私は「あらら~、あんた、キャリアを捨てるほどの歌、歌ってたっけ?」なんて思わず突っ込み!!あの程度の歌なら、音楽は「趣味」にとどめておいた方がいいんじゃないの?…なんて、どうしても思ってしまって、とても感動は無理でした(笑)

でも、ひとつ良かったのは、最後のオーケストラを指揮するシーンで、少年の作曲した音楽に、舞台のそでにいた黒人の女の子が唱和するところ。あの場面は、心に届く「音」が表現されていたと思います。あのシーンがあったので、まぁ「映画の日」の特別価格の分は、何とかモトが取れたと思うことにします。また、エンド・クレジットの「ラ・バンバ」もいい感じだった。

少年のお父さんとお母さんは、ワシントン・スクエアで運命の出会いをするんですが、いわゆるグリニッジ・ビレッジの辺りって、私にはあんまり思い入れもない場所なわけで…ていうか、私には、いわゆる「ボヘミアン」というのが(その生き方も全て含めて)理解できないらしい。(だからRENTも好きじゃないんだ…RENTの舞台になっているところはまた別ですけど)

あと、脇役では、テレンス・ハワードがカッコよかったですね。ああいう人って、本当にいそうだなぁ。やっぱ、先日NYへ行ったときに、CAT ON THE HOT TIN ROOFを観とくべきだった…と、ちょっと後悔した。

ただ、ロビン・ウィリアムズは「ウケねらい」だったのか???
最後に、少年に逃げられて、ハーモニカを吹くシーンには笑った。(私は、シンガー&ソングライター系の人の必須アイテムとも言えるハーモニカに対して偏見を持ってるもので、情けない場面でこのハーモニカが出てくると内心喜んでしまうのです…笑)そう言えば、地下鉄の72丁目駅って、通過するA列車が通るのはホームの更に下に敷設してある線路なんですよね。「ああ、そうだ…この駅はこうなってたよ!」なんて、どうでもいい所で盛り上がってしまった、ハハハ

ドラマティックな出会いと別れを経て、運命の糸に引き寄せられるように再会を果たした3人ですが、でも…再び出会った者同士が、共にその後の人生の、何の変哲もない日常を淡々と生きていくというのも、これはこれで多くの苦しみが伴うことになるのですよ(説教調)

ファンタジーの「その後」をあれこれ言うのも無粋なんですが…なんか、この映画に関しては言いたくなるわけでございまして(!)『冬ソナ』だったら、そんな気は起らなかったんですけどね。両者の間の「差異」は何だったのか…なんて考察することもなく(?)無責任に終了いたします

コメント一覧

master of my domain
コメント+TBありがとうございます。

nikidasu様の感想を拝見いたしましたが、共通する部分もあるようで、ちょっと気がおさまりました(笑)

私は「お涙ちょうだい」「べた」「少女マンガ」…何でも「OK!」なんですけど、ただ、そういうたぐいのものは「感覚的な満足度」が高くなくちゃいけないですよ。

パパの歌は…あれはないでしょ!…って感じでしたよね(笑)私は意地悪なremarkになると、なぜかパワーアップするようなところがありまして…汗)nikidasu様に受けていただいて光栄です
nikidasu
こんばんは
http://blog.goo.ne.jp/nikidasu/
ちょいとご無沙汰です。

>あらら~、あんた、キャリアを捨てるほどの歌、歌ってたっけ?

に個人的に大受けしてしまってTBしてしまいました(笑)。
それにしてもアメリカでの悪評に対して打って変わっての
日本での好評価。
思わず、びっくりであります。
どう考えたって、そりゃないと、個人的には強く思ってしまうのですが。
う~ん、困ったもんだ。

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