Jason AlexanderがLAでミュージカルFALSETTOS（ファルセットス）の一夜だけの公演に出演します。舞台の方が順調なようで、本当にうれしいですよ～
ところで、先のODD COUPLE（おかしな二人）の話はどうなったのでしょうか？
JasonがOscarをやるっていうので、私はNeil Simonの原作を改めて読み直したりしていたんですけどね…。とにかく、私にはJasonはGeorgeのイメージしかないし、LAのTHE PRODUCERSを観ることもできなかったし…どうしても、あの作品に彼を当てはめると、OscarじゃなくてFelixのイメージなんですよ…うーん、とは言ってもそれも微妙かも…どっちにしても、Georgeとは異質なOscarをどう演じるのか、興味がありますよ。
で、FALSETTOSなんですが…これはブロードウェーでは1992年に上演され、トニー賞のBest BookとBest Scoreを受賞しています。いわゆるバイセクシュアルの男性の話であるようです。
とにかく、公式ロゴがこれ↓
「どこかで見たような」デザインじゃありませんか。
カテゴリー的にはLGBT theatreってことになっていますね。
ファルセットというのはご存知、男声のいわゆる「裏声」のことで、そういう声そのものがgayなイメージとして見られることもありますよね。ま、どちらにしても、このタイトルがどこから来ているのか分からないので、想像で言っていますが…
Jasonが演じるのは主人公の男性の相談にのる精神科医の役です。ストリーはかなりドラマティックな展開になるようですが、Jasonの役はメインとなる混乱から少し距離を置いたところで、筋書き全体を「回す」役割のようですね。（これも想像で言ってます…こればっかりや）こういう役もできるようになっているんですね～（感慨）ホントに、私にとってはSEINFELD（となりのサインフェルド）のお騒がせGeprgeで止まってしまっているものですから…
さて、このFALSETTOSってどういう作品なのか、アレコレ調べてみたんですが…曲目がいきなり’Four Jews in a Room Bitching’で、あとは’ Miracle of Judaism’’ Canceling the Bar Mitzvah’とか…。息子のバルミツバー（ユダヤ教の成人式）がクライマックスになるよう。
あと、面白かったのは
‘Welcome to Falsettoland’
‘A Day in Falsettoland’
なんか、WICKEDにも似たようなタイトルの曲名がありませんでした（笑）？
ということは、「ファルセットランド」というのは「エメラルドシティー」みたいな場所なんでしょうか（笑）
曲調はどれも軽妙で洒落た感じ、THE PRODUCERSに近いですね。
もとはオフ・ブロードウェーで演じられていた2本の作品をひとつに練り直したものがFALSETTOSなのだそうで、オフの初演は82年のよう。思えば、「ブロークバック・マウンテン」で大騒ぎしているハリウッドと比べると、演劇の世界では随分前からこういうテーマを取り上げていることになるんですね。
ところで、この台詞の中に
My father’s gay.
というのがあって、「おや？」と思ったんですが、実はSEINFELDのエピソードの中にもGeorgeが”My father’s gay!”と口走るシーンがあって、ま、言ってることのほとんどが「嘘」で固められたGeorgeであるとは言うものの…こういう「発想」はどこから出てきたんだ…なんて、ファンの間でも話題になったことがありました。SEINFELD自体が舞台演劇からの借用台詞が少なくないことを考えると、「もしかしたらここから??」とも思えてしまうんですよね。
さて、この中心人物のMarvinを演じるのはMalcolm Gets（マルコム・ゲッツ）。トニー賞授賞式でも見かけたことがありますが（テレビで…ですよ、モチロン）一番印象深いのはCAROLINE IN THE CITYのちょっと変人のRichard役です。ええ、以前にケーブルで流れていたとき、けっこう観ていました。
playbill com.には
チケットの問合せ先から劇場のアドレスまで、詳しい情報が載っていますが（こちら）
…私にどうしろと言うの…
