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And This Is Not Elf Land

ブルース・リーがブロードウェー・ミュージカルに!



5月19日、ブロードウェーのプロダクション、Elephant Eye Theatricalが2010~2011年シーズンの目玉として伝説のスターBruce Lee(ブルース・リー)の伝記に基づいたミュージカルを制作すると発表しました。

脚本、作曲、監督はいずれもトニー賞にノミネート、または受賞経験のある有能なスタッフをそろえ、振付にはShanghai Song & Dance Ensembleの芸術監督を起用するという。

先日、こちらのコメント欄で盛り上がってしまったのですが、私もブルース・リーが好きでした♪『燃えよドラゴン』なんて3日連続で映画館に通ってしまったし~。その後も、リバイバルを含めて、何度映画館で観たことか…『ドラゴン怒りの鉄拳』とか『死亡遊戯』などもしっかりチェックしてましたしね…当時、どれだけの日本の若者が彼に夢中になったでしょうか!うちの地元でも、年末の商店街の福引の景品が「ヌンチャク」だったほどですよ(!)

で、このミュージカルなんですが…タイトルはBruce Lee: Journey to the West
ちょっとよろしいですか~
これ、日本語に訳すと『ブルース・リーの西遊記』?…いや、紛れもなくそうですよネ。

よく記事を読んでみますと、ブルース・リーが栄光をつかむまでの困難な道のりを、中国の伝説のキャラクターを登場させながら描くようで、特に最も親しまれている「孫悟空」はブルース・リーの盟友となる。このショーは、武術、京劇、モダンダンス、ポップミュージックなどの様々な要素を融合させたものであり、その中でブルース・リーは技を習得し、魂を浄化し、東洋と西洋の結びつきを深めようと闘うのだそうです…

あっ、そう…何と申しましょうか~
「もう、好きにおし!」って感じですかね(?)

少なくとも、いくらブルース・リーが若くして「伝説の人」になってしまったからと言って、彼を「孫悟空」と同列に扱おうなんて発想はどこから出てくるのでしょうか?理解に苦しみますよ。

日本人の多くは、彼が好きだったのは、研ぎ澄まされたアクションと鍛え抜かれた技の中に、独特の哀感と滅びの美学を見たからではなかったでしょうか?同じヒーローでも、都会的で洗練されていたジェームズ・ボンドの対極にあるようなカッコよさだった。

先に、メトロポリタンオペラで秦の始皇帝のオペラが上演されたと思うのですが、ブロードウェーもいよいよ中国ものが注目される時代に突入するということか?

でも、このブルース・リーのミュージカルは、原案の段階で既に「はぁ?」って感じですけどね…かつての、ジョン・レノンのミュージカルと同様の「大コケ」の匂いが…でも、アメリカ人は喜ぶのかもしれません。(それと、NYとその近郊には大勢の中国系の人が住んでいますし)

コメント一覧

master of my domain
そうなんですよ~。
私も、まず「マッスル・ミュージカル」のようなフィジカルなショーを想像したのですが、なんかファンタジーっぽいっすよ(…)
ブロードウェーでは、演目によって観客の人種構成もまったく違っていますし(「カラー・パープル」は9割が黒人。「ジャージー・ボーイズ」は白人ばかり、等)ここらで、中国人で客席が埋まるショーが出てきても不思議ではない気もしますが。
ファイア-
西遊記??
ひゃあ、ミュージカル、ですか??
どんな感じになるんだろう・・・カンフーの表演とかアクションがふんだんに出てくるようなら興味津々ですけれど・・・西遊記とブルース・リーがどこでどう結びつくのかさっぱりわかりませんね。
ブルース・リーにはすでになかなかよくできた伝記映画がありますし、素直にそれをミュージカル化してくれればいいような気がしないでもないですねえ。
master of my domain
ネルソン・マンデラも
美都さま、改めましてこんにちは♪
同じ日に、ネルソン・マンデラのミュージカルを作るという発表もあったようですね。マンデラ氏なら、たとえ南アフリカの民俗音楽も交えたショーを作るとしてもそんなに違和感がないから不思議(?)
どうも、私の中では「ミュージカル」と「アジア」は相性が悪いという思い込みがあるようです。(ブロードウェーでもヒットした「インドもの」は別ですが…)
美都
西遊記…。
伝記と西遊記、どっちも記してんだから同じだろ、とでも言うつもりなんでしょうかね。
詳細は気にしてませんでしたが、これは……。

好意的(?)に解釈すれば、西洋にとって東洋はいつまでも神秘の国だって事なんでしょうか。
それとも、単にファンタジーがもてはやされているから乗っかってみた、とか。
理由はどうあれ、話が進んでいく間に誰かが我に返って軌道修正をしてくれる事を願っておきます。

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