だいぶ暖かくなって 田植えも終わりに近づいてきてますね。
すくすく育って豊作であってほしいです。
最近の住宅は様々な商品が出ていて大工さんの技術がなくても家がたってしまうようになってきました。
工業製品はばらつきがなく良い点もありますが、どうしても味がなくて寂しい感じもあります。
やはり 和室や造作部分には現場現場に合わせた物を作って行きたいと考えると、工業製品より大工さんが加工したものの方がしっくりきます。
木材の加工をする際 どうしても節を見せたくない場所があります。
ですが、近年節のない大きな材料が入手が困難になりつつあります。
そんな時は大工さんの技術が生かされます。
和室の鴨居(上にくる枠材)ですが、無垢の一本の木材に見えますよね?
実は節のない綺麗な部分を二枚合わせて作っています。
木の目をみながら貼り合わせているので継ぎ目がわからないようになっています。
こんな所はななかなじっと見たりもしませんが、雑だったりすると結構気になったりもします。
さらに 当社は和室の建具の出入り部の溝も内側・外側の両方から綺麗に見える「やまとみぞ」なんですよ。
左側がやまとみぞです。溝が二本ありるので建具のガタつきも少なくどちらから見てもかき込みが見えません。
一般の溝は裏側が見えない押入などに使っています。
最近は大工さんの手間を省くため、右側の溝を和室の出入り口に採用している所が増えているようです。
小さな事ですが、こんな所にもこだわって作っているんですよ
見学会に行ったときこんな所を何気なしに見てみるの楽しいかもしれませんね