マタエムの女将日記

千葉県御宿町で民宿の女将となってはや25年。
日々の仕事や、季節の移り変わりなどを伝えたいです。

鯛が美味しい季節です。

2013年02月23日 20時38分40秒 | インポート


今日の舟盛りの真鯛です。大きさは2キロ以上はある大物です。
岩和田漁港で揚がった揚がり立てです。
これぐらい大きいとひと切れもかなり大きく、食べごたえ抜群です。
春はメバルと真鯛が旬になります。

舟盛りの大きさの半分ほどを占めるほど大物が乗ると、運ぶときもかなり重く感じます。

今日の鯛は小さなタコがお腹に入ってました。美味しかったかな?

波の唯八の作品です。

2013年01月17日 14時47分07秒 | インポート


先日、雪が残る中、鴨川や、小湊、千倉周辺をドライブしてきました。

まだまだ寒く、春の訪れは感じられませんでしたが、最近興味が出てきた、

日本の古美術や、仏閣などを見に行ってきました。

これは鴨川駅から、保田のフェリー乗り場へ向かう長狭街道の途中にあり、

日本の棚田百選に入っている大山千枚田の上にある大山不動尊です。

初代「波の伊八」と呼ばれる人の彫刻で、飛龍、地龍と呼ばれる彫刻で、1800年ごろの作品と言われています。

このお寺からは棚田などの景色はもちろん、海も見渡せるとても素敵な場所に立ち、

人々を見守ってきたのでしょう。とても歴史を感じる建物です。

ここは奈良時代から続く関東三大不動尊のひとつだそうです。

波の伊八の作品は外房に数多く残っており、どれも見ごたえがあります。

小波月海岸の夕日です。

2012年12月14日 17時01分15秒 | インポート


昨日はふたご座流星群がとてもよく見えました。御宿は空気が澄んでいて本当に星空がよく見えます。長野県などの山の星空には負けますが、星座がちょっとわからなくなるほどの数の星が見えます。流星を3つほどですが数分の間に見ることができました。感動ですね。

今日の写真は岩和田海岸から歩いて数分のところにある小波月海岸の夕日です。

メキシコ塔の下の道路に車を止めて、歩いて1分ほどのところです。小学生が磯観察をするところで、ちょっとする人ぞ知る海岸です。

夕日を撮りましたが、なかなか上手に撮れました。

ちなみに朝日は、月の砂漠の海岸の銅像ごしに見るのがオススメです。勝浦市のデニーズ前も海から顔を出す朝日が見えます。

こんにちは いっとろっけん に出ました。

2012年09月26日 20時21分54秒 | インポート
今日NHKのこんにちはいっとろっけんに出ました。

マタエムの建物を取り上げてくださいましたが一応もう一度説明しますと、マタエムは10代続く家で、息子航太郎が10代目です。

おそらく5代目の当主が立てたと思われる廻船問屋の事務所であった建物で、大阪から職人を呼び、資材を取り寄せて造ったと言われています。
なまこ壁、障子、建具全てが江戸時代のままです。

廻船問屋をやっていた頃の資料も残っていますので興味のある方にはお見せ致しますのでお知らせください。

刺身盛がテレビでは出なかったのですが、マタエムではたっぷりの地魚の活けじめの刺身が一番の自慢です。(サザエと伊勢海老だけではありません)10月まではイセエビが豊富にある時期ですのでオススメです。400グラム以上ののイセエビは御宿で揚がますが冬場は割と小さいのが大き気がします。(イセエビも寒いと動きが悪い)

サザエは大きいものはおそらく10年以上生きていると思われますが、特大サイズは赤ちゃんの頭ほどあります。うちでは冬場にサザエのつぼ焼きとしてお出しすることが多いです。NHKを見た方で予約される方にはなるべくサザエの刺身もお出ししたいと思っていますが基本的には刺身は付きませんのでご希望の方はお知らせください。

睡蓮がきれいに咲きます。

2012年07月02日 16時42分14秒 | インポート


この写真は先日御宿の隣町のいすみ市にある環境と文化の里にある睡蓮の畑の写真です。朝早くから午前中いっぱいが見頃だということですが、ぜひ行ってみてください。

マタエムから20分程です。子供の頃はとくに何も感じなかったハスの花ですが、私も年をとったのかこういう花が好きになってきました。

ここの全体の雰囲気が私はとても気に入っていてよく来ます。

夏休みいっぱいはいろんな睡蓮が植えてあるので楽しめるのではないかと思います。

今の季節はあじさいもいいですが(茂原市のアジサイ屋敷がおすすめです)睡蓮も是非どうぞ。

ホタルの里に行ってきました。

2012年05月29日 11時40分20秒 | インポート


今日は久しぶりの休みで、大原のほたるの里に行ってきました。この周りの風景が私はとても好きで、日本の原風景という感じで、癒しのスポットです。

だいたい百匹ぐらいはのべで見られたのではないかと思います。

もっとたくさん見られるのはもうちょっとあとなのか、はよくわかりませんが、静かに飛んでいるぼんやりとした蛍の光は本当に癒されます。

帰りに御宿の布施の地域にも行ってみましたが、ホタルがたくさん飛んでいて感動しました。

昔のままの自然が残っているというのは本当に幸せなことで、農薬を使わない農法は大変だと思いますが、これからも毎年ホタルが見たいです。

見る方も、静かに、ホタルたちを驚かさないように見るようにすることが大切だと思います。

久しぶりの大船です。

2012年04月20日 19時39分07秒 | インポート


久しぶりの大船出航です。10名様だったりすると、中船(この半分の大きさの船)2台になるので、お客様が7、8名様でないと出ないのです。

長さは1メートル80センチぐらい、重さも魚を盛り込むとよろよろしてしまうほどの重さです。置くのにお客様の手を借りることも或ぐらいです。

片面3名様だとゆったりと刺身を取れます。

今日はこれ以上ないという質のいいカツオがでて、他には真鯛、ヒラマサ、ヒラメが出ました。

100点の刺身だと思います。天気もいいので漁も安定しています。

迫力ある写真の摂り方を研究してもなかなかうまく撮れません。ぜひ一度見てみたいという方は大人数で是非お越しください。

コンニャク屋漂流記読みました。

2012年04月04日 14時51分14秒 | インポート


今御宿町では「コンニャク屋漂流記」という本がすごい話題になってます。というのも先日読売文学賞をこの本がとったということが町の広報誌に載ったので、本屋では店頭の一番目立つところに置いてあるのです。

作者は星野さんという作家であり、写真家で、ご自身は東京のお生まれですが、おじいちゃんが御宿岩和田の出身で、屋号がコンニャク屋で親戚も岩和田にたくさんいるということで、自分の祖先がどのように御宿に流れ着いて、今現在の自分がいるのかを確かめる旅に出るというノンフィクション小説です。コンニャク屋も珍しい屋号ですが、岩和田にはもっと珍しい屋号もあります。かぼちゃとかくそだるなど。

最初から「マタエム」の屋号のルーツの説明が出てきたりしてとてもテンポ良く読み進めることができました。ちょっとノンフィクションすぎて、こんなこと書いていいのかなという部分も有りましたが、自分が今あることが、遠い祖先が歯を食いしばって一生懸命生きてきたあかしが今ある自分につながっていることを実感できる本だなあと思いました。興味深かったのが家康が今の御宿にすごく多大な影響を及ぼしていたところです。歴史というのはこうしてひとりひとりの人生に影響してくるものなのだと思いました。
以前から知ってはいましたが、和歌山の人々がどうして400年前から外房に移り住むようになったのかがよくわかりました。岩和田にお寺が多いのもそこに理由があったのにはびっくりでした。こんな小さい集落にも様々な歴史があるのです。

御宿岩和田の方言がところどころに出てくるのも面白いです。「おいねー」とか、「~だお」など。

また漁師魂がよくわかる記述がたくさんあるのも勉強になりました。漁師は宵越しの金はもたないとか、博打好きとか、漁師同士の深い絆など。

ドラマになったりしてもとても面白いと思うのでどこかのテレビ局のプロデューサーの方にぜひ読んで欲しいです。興味のある方はマタエム書庫に置きますのでどうぞ。

鵜原理想郷の写真です。

2011年12月06日 17時57分43秒 | インポート


日毎に寒さがしみる季節ですね。これから寒くなると、海の風景はますますきれいに見えてきます。そんなときオススメなのは勝浦市にある、鵜原理想郷です。

理想郷とはまさにその通りで、リアス式のスゴイ崖が続くところなのに開けた広場になっていて、大海原が180度以上広がり、素晴らしい景色です。

勝浦海中公園を望むこともできます。少しアップダウンがある道を進むのは少し大変ですが、数分です。細いトンネルを抜けていくのも面白いです。

もちろん1時間弱のウオーキングコースもあって時間のあるかたはオススメです。鵜原漁港も雰囲気のあるいい港だと思います。

息子航太郎の勉強内容です。

2011年11月17日 18時31分00秒 | インポート


5年生の航太郎の勉強内容が興味深かったのでブログに書きます。

以前、御宿小学校が台風によって壊れたときに町の人たちがすこしずつお金を集めて学校を再建したという話を載せたのですが、

また御宿の昔のいい話があります。

昭和初期のお話で、新町という地区に住む神定平司という人がいました。この地区は田んぼに水が足りずに、

秋になると一部が枯れてしまっていました。町の人たちは諦めていましたが、

平司はたった一人でため池から水を引くため山をほって半年かけて用水路を作りました。

それだけではありません。

浜地区から、山の実谷地区へ行くには峠を超えなければならず、みんな苦労していました。

そこで平司は山を掘り抜いてトンネルをつくろうと、町の人に呼びかけました。

何年もかかることは分かっていたので、街の人たちは賛成しなかったので、兵司は一人でつるはしをもって掘り始めました。

その姿は、江戸時代の青の洞門の禅海和尚を連想させ、町長はこんなに町民のことを考えてくれているのかと感激し、

陸軍の工兵隊に応援を求め、3年の月日をかけて完成させました。このトンネルで山と海の交流が容易になり、

このトンネルを「平司洞門」と呼び感謝したということです。

今はこのトンネルはなく、碑だけが残っているのですが、とても興味深い話でした。

興味のある方は御宿台方面に行く道沿いにあるので行ってみてください。



守谷海岸は本当に静かないい海です。

2011年11月01日 14時05分12秒 | インポート


この前一眼レフの望遠レンズを買ったので、久しぶりに透明度房総ナンバーワンの勝浦市、守谷海岸に行ってきました。

こんなに綺麗な海なのに誰もいなくて静かな海でした。波もほとんどなく、澄んだ水がキラキラと輝いて本当に綺麗な海です。

何年かぶりに行ったのですが、砂浜には御宿の海よりもキレイな貝がたくさん落ちていてビーチコーミングできます。

外房を訪れる際はぜひ行ってみて欲しい海岸です。

今度の小学校広報は御宿の穴場スポットです。

2011年10月28日 21時30分33秒 | インポート


今度の小学校の広報の特集は御宿の親子で訪れたい隠れスポットです。この写真は前にも載せた岩和田の大波月海岸の写真です。

結構町内でも知らない人が多く、載せる価値がありそうです。

私も御宿の山の法のことはあまり知らないので、今調べているところです。また出来た頃ご報告します。

御宿海岸のの夕日です。

2011年10月16日 17時21分24秒 | インポート

御宿の海岸は広さがちょうど良くて、(ひと目で全体が見えること)、砂浜の砂が白く、緑が適度にあって本当にキレイな海岸だと思います。

時間が変わるごとに水の色が変わり、朝日ももちろん綺麗ですが、夕日も最高です。今はだんだん日が短くなって日が沈むのが早くなってますね。

海岸のベンチに座って日が沈むのを見るのもまたいいと思います。