VIVA! HOUSEKEEPING

"Kumano Final Trail" Day.2

   

さて本日はDay.2 って事で 夏山温泉のトコの 夏山園地にて キャンピングゥ 芝生で快適
大きな樹の下で shelterを張れば ィ夜露もしのげる是 って事で 寒かったけど 風もなくカイテキング 

06:10 起床 東の空が白みはじめる MorningCalm 波打ち際のさざ波の音が 朝焼けをRedHotに演出する
さすがに寒い でも撤収第一なので サクサクと片付ける 両親はなんとかあたたかいCoffeeを飲もうと ィ躍起

あたたかい飲み物は 二の次なんだが 折角淹れていただいたので シェラカップでいただく 一氣飲み  

07:30 撤収~カーで昨日のGoal地点 "ゆかし潟"へ 本日も元氣にSTART
   

熊野街道には 巡礼中に行き倒れて命を落とす旅人も少なくなかった その供養のための"行き倒れの碑"がある
今朝も 歩きはじめの処で見かけた 父を亡くし尼僧として仏門に帰依した女性がいたりする 昔の旅は命がけ

08:00 駿田峠 峠を越え ほどなくBlindCurveが出てくる Curveの向こうで ごそごそと 野生の音がする
鹿の群れだ ボクたち親子のかすかな足音に氣づいて 山の急斜面をかけ上がる鹿の群れ かなりデカイ
はち合わせても困る(っていうか大敗する)ので わざと咳払いをしたり 歌を歌ったり 足音を立てて 進む

08:10 勝浦観光ホテル 古道は観光ホテルの敷地内を通る もしやココは昔から旅籠だったのだろうか???
っと ググってみたが ホテルの創業は昭和34年 昔から旅籠をしていたわけではないが どうなんだろう

08:20 紀伊天満駅 この辺りの駅は 那智や新宮といったBigName以外は 概ね無人駅である
コチラの紀伊天満駅も ご多分にもれず無人駅で 切符は勝手にBoxへ放り込む 清算は車内で行うのだ

駅には 御手洗いがあり そのアイコンが 熊野詣仕様になっていて なんとも ほほえましい
界隈は 和歌山の名産 御醤油や御酢を醸造する古い建物が点在 創業120年くらいの丸正酢さんもそのひとつ
   

08:50 補陀洛山寺 久しぶりの再訪 入口には 大辺路 中辺路 伊勢路の 道分け石もある tensionMAX!!!

ここは "補陀落渡海"の出發点 "補陀落"とは サンスクリット語の"ポタラカ"の音訳(チベット/ポタラ宮も同意)
つまり 南方の彼方にある観音菩薩の住まう浄土の事 11月北風が吹く日の夕刻に行われた 生きながらの水葬
自らの心身を南海にて観音に捧げる捨身行 色々な見解はあるとは思うが こういった人生の終え方も悪くない
    
   

09:40 大狗子峠 TrailHeadは分かりやすかった 急階段を登って行く 熊野灘が一望できる
09:55 小狗子峠 一旦降りて登り返しのW峠 降りてTrailHeadで次の道を探して かなりロスる…

10:35 平坦路をてくてく歩いて 佐野王子 新宮港に停泊中の 豪華客船が見える デカ!!!
10:50 SuperOkuwaにて小休止 数年前家族旅行をした時に 小休止した事があるMarketで とても懐かしい
ココは一發LongCanを高級鯵フライで カモンレッツゴー 紀伊勝浦が近いので 高級まぐろの塊も売られている
   
    

12:10 高野坂 熊野灘を臨む展望が開け 苔むした石畳の古道が出てくる めちゃくちゃ風情ある!!!
木々の合間から 王子が浜が見える ラウンドした白砂利の浜を 地元の野球部の高校生が走り込みをしている

12:50 浜王子 13:10 阿須賀神社(阿須賀王子) どちらも 古来より熊野信仰と関わり 重要な拠点である
13:30 速玉大社 本宮大社 那智大社と並び 熊野大権現を祀るGrandShrineである あぁ また戻って来れた
 
14:00 新宮川を渡ると そこは三重県紀宝町である この辺りから 古道が不明瞭になり ロストしまくる
15:30 紀伊伊田手前の旧道を探すのにロスト かなりてこずる Localに聞きたいが ほとんど歩行者がない
   
    

そんな中 散歩中のオバチャンを見つけて尋ね 庭掃除中のオッチャンを見つけて尋ね なんとか探す
また 庭先で孫をあやしている老婆から 『アガって茶でも』との御誘いを受けるが 丁重にご辞退する
このあたりは どこもこんな感じだ 今日モウ一泊なら迷うことなく アガりこんで話しこんでいただろう

15:45 紀宝町道の駅ウミガメ 十数年前に 妻とCyclingで伊勢を目指したとき 立ち寄った想い出がある
このあたりで 鉄母は釣父のカーにCall 残り数キロを残して 一足先に幕とした
 
16:00 ファミマでカレーまん さすがに 朝から鯵フライ一枚では 腹も減るってもんよ
鉄母 ココで 釣父のシャトルカーに回収 ココからは ボクの独り旅
でも チカレタビー(疲れたって事ですね) 疲れるとカレー味が食べたくなるのは いつものこと

16:55 紀伊市木駅 GOAL 終わった モウちょと感傷的になるかと思ったけど まぁまぁ冷静だったね
   

足掛け3年の 熊野古道の旅が 静かに終わった 実にたくさんのTrailを歩いた 何kmあるのだろう
小辺路(高野山~本宮) 大辺路(紀伊田辺~那智) 中辺路(紀伊田辺~本宮) 雲取越(那智~本宮)
紀伊路(山中渓~紀伊田辺) 伊勢路(伊勢~新宮) そして 大峯奥駈修験道(吉野山~本宮)

短いルートや天満橋~山中渓は 残しているものの 上記の7つのTrailを完歩し グランドスラム達成
いったい 紀伊半島で 何泊 テントを張って(時には張らずに)眠ったのだろう 

ふとしたボクの一言で始まった 仲間との熊野古道歩き 最初は 歩く事が樂しかったが 次第に
歴史背景や風土を研究するようになり ただ山頂を目指すだけの登山とは 一線を画す樂しみ方ができた
   

熊野は世界遺産になって10年 ほんとうに誰もいない 一日歩いても 一人も出逢わない事ばかりだ
日本人には 受け入れられにくい 世界遺産なのかも知れない だから 天邪鬼なボクにはピッタリ是

熊野99王子の一つ 阿倍野王子神社の氏子として生を受け 子どものころから氣になっていた熊野
いつかはある行きたいと思っていた世界に どっぷりハマって3年 夢をかなえる事が出来た

一緒に歩いてくれたのは 蓼科仙人 Mazi-chang チエチャン 鉄母 AOさん 妻と娘 はやっさん(登場順)
カーシャトルしてくれた 釣父 Adviceいただいた様々な方々 そして いつも優しくしてくれるLocalたち

全ての人に 感謝を述べたい ほんとうに ありがとうございました


本日の練習:WALK TRAIL/ROAD 35km 
    
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