Kumano Kii-ji Trail Day.2

さて本日は　紀伊路の旅　二日目　いよいよ　熊野路の核心に迫る是
って事で　7：00前に起床　めちゃくちゃ　体全体が　浮腫んでいる氣がする

まぁ　旅の前は毎回のように寝不足で　3時間程しか眠いっていない処に
仲間と一緒で嬉しいもんだから　いつも以上に飲んじゃうでしょ　ダメねぇ私って

バディのはやっさんが　『おいしい紅茶とか　飲みたいな』　と言った事が
ボンヤリした脳天を　ズギューンと撃ち抜きまして　喫茶店に行ってみようと

喫茶店　普段絶対行く事のない領域です　ボンヤリ歩いて　駅前ホテルへ
併設の喫茶室には　モーニングサービスの看板が　あああああ…

モーニングサービス　朝食ですよ　絶対食べたらあかんやっちゃ　ですよ
『お飲み物は何になさいますか???』　『ホットコーヒーでお願いします』
って　紅茶のハズちゃうかったんかい!!!　こういう超常現象もアリです

出てきましたのは　全てがハーフサイズな　フルサイズモーニングサービス!!!
わかりにくいですね　パンも煮抜き(ゆで玉子ですね)も　半分のサイズ
乳酸菌ドリンクに生野菜にパン　そして何より朝食　タブーの世界へようこそ

お店のオバチャンとお客の会話をBGMに　余計なこと考えてたら完食　満足ぢや

紀伊田辺駅から　龍神バスにノリこみ　一路　滝尻を目指します

滝尻は4年ぶり　中辺路コースの起点となる　格式高い五体王子があります
娘様たちへのお土産に　てづくり梅干しをゲトって　カモンレッツゴー

ちょとタイクツな　舗装道を　のんのんずいずい　2時間弱で　潮見峠です

潮見峠は　中辺路の派生ルートで　14世紀から参詣ルートとして　そして近隣の
生活道としても　田辺と中辺路の高原を結ぶ道として　世界遺産になっている

Peakからは　田辺湾をはるか遠くに臨み　サワヤカンな春風が　そよ吹いている
景色を眺めていると　ビッグな事も　ちまちました事も　どちらも大切だし
こんな時代だからこそ　スキな事ぜんぶやったるデ　という氣持ちになってくる

実際にはできませんけどもね　わっはっは　それぐらい雄大な景色であります

少し下ると　捩木(ねじき)の杉という　樹齢400年の古木が　ヨンシャクネンですよ

これは　能の古典『道成寺』の　安珍と清姫の逢瀬に由来しており
清姫を捨てて逃げる安珍の姿を見て　清姫の情念がこの木を捻じ曲げた　と

女性って　コワいですねぇコワいですねぇ(淀川長治風に)
巨木のたもとには　いつもおせわになっておりやす　役行者さまの像も

古道は続くよどこまでも　まだまだ先は長いですが　樂しみます


世界遺産長尾坂を越えると　上三栖の集落へ　人生はミスだらけですが
がんばってやるさ　生き残ってやるさ　穏やかにガッツポーズ(心の中で)

この界隈は　梅の生産が盛んで　あたりは梅畑が広がっている　青梅
舗装道はTrailに比べ足への負担も大きいが　ココでうなだれてもしようがない

ごんごんごんごん歩いて　自販機發見　五臓六腑に沁み渡る滋味

中三栖　下三栖とミスなく歩いて　バス停へ　その前にコンビニで休憩

バスはコミュニティバスで　運転手さんに場所を聞いて　ニューヨークへ
今宵のいで湯は　弁慶のさと湯　750JPY　今夜は　お断り看板ナシですっ!!!

さらっとした泉質で　文字通り　旅塵を流し　キレイさっぱり
さぁ　宴会いきましょう宴会　って事で　Marketで買い出し
田辺市内の　ダイエー・グルメシティは　24時間営業のお店が多い　すげぇ

さすがに歩き疲れたので　出来上がったお惣菜系をチョイスしながらも
結局南極もつ鍋を煮込んでしまった　天才的なウマさです　ウマウマウー

それにしてもモツ鍋は　ニラとキャベツの食べ方の世界最高峰ではないか　
ィ夜も更け　眠気が襲ってきたので　テントに入った処でシャットダウン

本日の練習：WALK　15㎞