マッテ「残念、飛鳥の『亀』を取り逃した」
メイヤ:で、もって、みんなで雪にはまってしまった図。
飛鳥:でらんないねー!
マッテ「こういうときは、四つ這いで歩くと出られるんだよ。あっ!お前たち既に四つ這いだったわねー。」
飛鳥:大きな鹿さんの匂い!(いや、鹿じゃなくてトナカイだけど・・・)しめた!
メイヤ:今日は、何だってマッテたらいつものところじゃないのかしら。
飛鳥:しばらくぶりよね、ここに来るの。
メイヤ:あらなに、綱をはずしてくれるの。
マッテ「じゃあ、ちょっとだけ遊んでいいよ」
メイヤ:それじゃあ・・・飛鳥、付いてこれる?
飛鳥:まってよ、ずるーい!
メイヤ:私のほうが速いわ。
マッテ「あっ、ほんと速くてシャッターチャンスが外れた。」
メイヤ:それじゃあもう一度。
飛鳥:ジャンプ!雪ー!
飛鳥:あれ、どこ行くの。
メイヤ:シュワー!
飛鳥:退屈、退屈・・・
マッテ「飛鳥、ちょっとポーズとって。」
マッテ「うん、パーフェクト!それではまた行きますか」
メイヤ:とうとう、3月になってしまったわね。マッテたら、おひな祭りをすっかり忘れてるわ。
飛鳥:なあに、おひな祭り?おいしいの?
メイヤ:違うわよ、女の子のお祝い。時々は何かと理由をつけて、ご馳走してくれたのに今回は何もなかったわ。
飛鳥:でも、今日は外に行くって、お天気がいいから。外遊びするって行ってたよ。
メイヤ:それじゃあ、何か期待できるかしら・・・ああ、チキンジャーキーの匂い、私の好物。
飛鳥:・・・外遊びって、もしかしてそり遊びのことかしら。私たちハーネス着せられている。
メイヤ:チキンのためなら、ハーネスぐらい我慢しないとね。途中、その辺で疲れた顔をすれば、日向ぼっこに変更よ。おやつがもらえるわ。私、フッセと行く!マッテは私の言うこと聞かないから。
飛鳥:ええー!そんな。マッテとなの・・・
フッセ「ほら、ちゃんと前向いて・・・」
メイヤ:飛鳥たちが付いてこないじゃない、ちょっと休もうよ。
マッテ「あったかだから、ちょっと休憩。遊んでいいよ。まて!二匹でじゃれるんじゃない!」
飛鳥:何してるのメイヤちゃん。
メイヤ:休む理由を作ってるの。
飛鳥:誰か来た。
メイヤ:ご挨拶しようかしら。でも忙しそうね。
飛鳥:あ、反対側からも誰か来た。でもなんかうるさそう。(注;スノーモービルです。)
飛鳥:マッテ、なんか忘れていない?
メイヤ:身体を洗って、ウウーン気持ちいい!
メイヤ:そろそろ出してもいいころじゃない。ねえ、チキン、持っているんでしょう?チキンちょうだい。チキン!
フッセ「いい加減にしろ、仕方ないな、遊びたいのか」
メイヤ:チキンよ、チキンちょうだい。
マッテ「そろそろ帰るよ。」
飛鳥:私、本当に疲れた。私たくさん走っているし。
マッテ「いい子ね、飛鳥。おうちに行くまでまとうね。」
メイヤ:結局、きょうもまってのいうなりね