どこの職場に行っても、朝、かなり余裕を持って家を出る習慣は治りません。
理由は一つ。
混雑する電車に乗るのが嫌いなためです。
ギュウギュウ詰めの電車に乗って身動き取れないような状態なんて、
絶対に、無理。
早めの電車に乗れば、比較的空いているし、最寄り駅または途中の駅で、
座れる可能性も高い。
そんなわけで、
以前勤めていた年金事務センターでも、先日まで通っていた工事現場でも、
早めの電車に乗り、始業時間の約1時間前、8時過ぎに職場に着いてしまって。
そういうときは、暇なので、仕事をやってました。
特に、前の現場では、
「テプラ」「ラミネーター」「伝票整理」「書類作成」などの仕事が
机の上に山積みだったので、机の上を片付けるために、
やらざるを得なかったのです。
あとは、たまったゴミを回収場所へ持って行く、軽く掃除をする・・・
など、やってました。
そんな時間帯に仕事しても、その分の給料は出ないのに。(笑)
今回の現場でも、その習慣は、同じ。
9時始業なのに、7時11分の電車に乗り、東西線1本で乗り換えなし、
7時45分には北新地駅に着いてしまうわけです。
先日まで通っていた現場では、上記のように朝からあれこれとやることが
あったのですが、
今の現場は、朝8時過ぎに行っても、やることなし。
「こんな時間に来て、ちょっと変わった人」と見られるかも。
なので、朝の45分間ほど、時間つぶしに、
北新地・堂島・中之島あたりを、ぶらぶらと、散策しています。
実に面白い!
(あ、この言葉から連想しました。福山雅治さん、ご結婚おめでとうございます)
大阪のビジネス街の中心といえる地域なので、近代的な背の高いビルが、
まるで競い合うように、聳え立っていて。
先月まで、周りにな~んにもない山道を15分以上登って通勤していたのとは大違い。
昨日は、JR東西線北新地駅で下車したあと、
大阪駅前第2ビルから第3ビルの地下を抜け、
北新地(夜は大人の社交場と化す繁華街)の朝のスッピン顔を見ながら通り抜け、
「堂島アバンザ」という大きな商業施設ビルの裏手に出ました。
このビルは「ジュンク堂」という大きな書店があり、親切なことにたくさんの椅子が
置かれているので、「立ち読み」ならぬ「座り読み」ができるのが嬉しい。
友達との待ち合わせなどの前に時間が余ったときは、よくここに来ます。
なので、何度も訪れたことがある「堂島アバンザ」なのですが、
裏手の入り口からは入ったことがありませんでした。
「ここを通り抜けて、四つ橋筋に出ようかな」と、敷地内に足を踏み入れたところ、
不思議な形の構造物を発見!
(写真が傾いてる?興奮のあまりです、たぶん)
金属製の三角形を組み合わせた、球体を切り取った形のものが上に乗っていて、
前衛的な印象を受けます。
けっこう格好いいです。
「秘密基地」という言葉が似合いそうです。
「いったい、何これ?」と、近寄ってみると・・・。
はい、ココで、クイズです。
これは、いったい、何でしょう~か?
1.公衆トイレ
2.自販機が置かれた休憩所
3.仏様を奉ったお堂
4.無人野菜販売の自販機が設置されている
5.「子供ポスト」が設置されている
正解は、CMのあと!(何それ)
ま、5択のうち、「これだ!」と決めたら、マウスのホイールボタンを
グリングリンと回してください。
正解は、3です!
調べてみると。
聖徳太子が四天王寺創建時、暴風雨で難破した建築用木材の運搬船が
流れ着いたところに堂宇を建てたのが起源と伝わっている「堂島薬師堂」。
もともと、この地にあったのが、戦後、東方へ移転し、
「堂島アバンザ」建設にあたり、この地に、奇抜な外観で戻ってきたとのこと。
「堂島」の地名の「堂」は、このお堂があったから・・・という理由だそうです。
かなり由緒があるのですね。
しかし、こんな斬新なデザインのお堂って、面白すぎる!素晴らしい!感動!
室町時代の薬師如来像などが奉られています。
オシャレなデザインのろうそく立て。
脇には、「手水鉢」も。
「百度石」(お百度参りをするための石も。
池には、蓮の花を形取ったオブジェ・小さな薬師如来像(たぶん)も。
「堂島アバンザ」の裏手の庭に、自然な感じで配置されていて、
この前衛的なお堂を設計した人達は、すごいなぁと感心しました。
私の特徴の一つは、「常に、面白いものを探す」ということです。
これは、かなり、私の心を鷲掴みにしました。
職場近辺を散策中、面白いものがあれば、またレポします。