歯科さんの日常

空いた時間を使って、少しサボっていた各歯科機器のアップデート作業.

インプラントとMRI撮影

2019-07-27 18:40:39 | 日記
インプラントをしてもMRI撮影は出来ますか!?というお問い合わせが最近急増しているので情報をまとめたいと思います。

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本項では歯科で用いられるインプラントは「歯科用インプラント」、人工関節や骨結合プレートなどで用いられるインプラントは「その他インプラント」という表現を用います。用途が混同しないよう読み進めて下さい。

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ご存知の通り、MRIは磁気の共鳴によって撮影されます。

X線を用いないので放射線の被曝は無く、造影剤無しで血管の画像も得られるので早期の脳梗塞の診断や脳ドッグに用いられます。年に1回はMRI撮影をされているという方も多いでしょう。




MRIの注意点は、磁気を用いて撮影するので磁性体に分類される金属が体内に入っていると撮影が困難になる事が挙げられます。磁性体が体内にあるのにも関わらず誤って撮影した結果の死亡事故も過去あります。

MRI撮影で危険と言われる材質は、第一に鉄です。撮影室に酸素ボンベを置いた結果、強力な磁力でMRI歯科レントゲン装置にボンベが吸着して死亡事故が起こった例が米国にあります(2001年7月)

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ホワイトニングとラミネートべニア法の違いは?

2019-07-19 18:18:09 | 日記
Q:ホワイトニングとラミネートべニア法の違いは?

A:ホワイトニングは通常、希望の白さになるまで数回以上の施術が必要になる場合もありますが、ラミネートベニアは約2回の治療で済みます。

また、ホワイトニングは定期的なタッチアップが必要ですが、ラミネートベニアは一度の治療で長期間、歯の色をキープすることが可能です。

歯の形はホワイトニングでは変えられませんが、ラミネートベニアでは少しであれば歯の形を整えたりすることも可能です。

ただし、歯のホワイトニングでは歯を削ることはありませんが、ラミネートベニアは多くの場合、歯の表面のエナメル質を薄く削る必要があります。



Q:ラミネートべニア法のメリット、デメリットは?
A:歯の表面を少し削るだけなので、歯へのダメージや痛みも少ない。
治療期間が短く済むことが多い。
歯の色を任意に選択できる。
長期間に渡り、変色しにくい。
デメリット

支台(土台)になる歯は原則として生活歯(神経のある歯)でなくてはならない。(※失活歯(神経を取った歯)でも可能な場合もあります。)
歯の形を大きく変えることは出来ない。
極薄のラミネートの場合、支台になる歯の色が透過してしまうので、不透明な仕上がりになることがある。


Q:ラミネートベニアはどんな場合に適していますか?
ラミネートベニアは次のような方におすすめです。

A:短期間で歯の色を変えたい方
ホワイトニングで歯の色の改善が難しい方
先天的な遺伝による変色や薬物による歯の変色。
少範囲の歯並びの改善をしたい方
歯の形が気になる方
周りの歯と比べて小さい歯や、一部分が欠けてしまって形を整えたい方
歯の詰め物がある部分が、まだらになっている方


Q:ラミネートべニアができないという場合はありますか?

A:ラミネートべニアを適応しないほうがよいケースは、下記のような場合です。

反対咬合など噛み合わせに問題がある方
ラミネートベニアに影響のある歯ぎしりや喰いしばりの癖がある方
歯並びが著しく悪い方
元々差し歯が入っている方
神経を取った歯(※ケースによって可能な場合もあります。)
歯周病の管理が不十分な方
メリットとデメリットをしっかり理解して、治療法を選ぼう!

薬剤によるホワイトニングが難しい場合でも、歯を白くすることが可能な「ラミネートベニア」。

先生の説明にもあった通り、メリットもあればデメリットもあります。また、歯やお口の状態によって適応可能かどうかもしっかりと見極める必要があるようです。

歯の色や見た目の改善だけでなく、自分の歯やお口の健康も考えた上で治療法を選ぶためには、その方法のメリット・デメリットをよく理解する必要があります。

歯医者さんのお話をよく聞いて、納得いく治療法を選択できたらいいですね。


ラミネートベニアの具体的な治療方法についても、歯医者さんに聞いてみました!
「歯の付け爪?!薬剤を使わずに歯を白くする方法とは」
ラミネートベニアの治療が気なる方は、あわせてチェックしてみてくださいね!(歯科用模型)




歯科ホワイトニング方法について、ホームとオフィス

2019-07-18 17:25:51 | 日記
皆さん、歯を白くしたいですね。歯を白くする方法がいろいろあります。ここでホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを紹介します。



ホーム歯科ホワイトニングの方法
ホワイトニング用のマウスピースを、歯科医院で作成します。
マウスピースを作った後は、自宅でホワイトニングを行うことが可能です。
出来上がったマウスピースにホワイトニング剤を注入し、歯に装着します。
1日数時間の使用で、およそ2週間で歯が白くなってゆきます。
じっくりと歯を漂白していくため、ホームホワイトニングのほうが、より効果が持続する傾向があります。
次はオフィスホワイトニングの方法を紹介します。


オフィスホワイトニングの方法:
オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングを行なう方法です。
高濃度の薬液を使用し、さらにレーザーなどを当てて薬剤の効果を高めるため、短期間で歯を白く出来ます。
一度で希望の白さにならない場合には数回通院する必要があります。
短期間で歯を白くすることが出来るというメリットがある反面、短期間で色の後戻りが起こりやすいというデメリットもあります。
ヤニを落とすジェットクリーニング
歯医者さんで行なうジェットクリーニングがあります。
しつこいヤニを落とすためには、水と塩の超粒子をジェットのように勢いよく歯に吹き付けてヤニを落としていきます。

歯科ホワイトニング:https://www.oyodental.jp/category-1025-b0-歯科ホワイトニング照射機器.html

歯を失う多くの原因は歯周病です

2019-07-16 19:08:55 | 日記
日本の成人の約80%が患っていると言われている歯周病。
実はとても怖い病気だということをご存知でしたか?
歯周病はむし歯などと異なり、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。そのため、気付いた時にはかなり進行しており、抜歯しなければならないということが多々あります。
また、歯周病はお口の中だけではなく、糖尿病や心臓病などの全身疾患や、早産・低体重児との関連性が報告されています。
歯科医院での検査、歯周病菌や歯石の除去を定期的に行い、生活習慣を改善することで、お口だけでなく全身の健康を守ることができるのです。




「歯周病は自分とは無縁」そう思っている方も!歯周病チェック (根管診療器具)

朝起きたとき、口の中がネバネバする。
歯を磨いた時に血が出る。
口臭が気になる。
歯と歯の間に食べ物などが詰まりやすい。
以前に比べて歯が長くなったような気がする。(歯茎が下がったように見える)
歯がグラグラする。浮いているような気がする。
歯茎が赤く腫れたり、膿が出る。
硬いものを噛むと痛んだり、噛みにくい。
一つでも当てはまる方は、ぜひ一度歯科医院へお越しください! (虫歯検知器)

子供のころからの虫歯予防の重要性

2019-07-10 18:37:55 | 日記
乳歯の状態で虫歯になってしまうと、永久歯にも影響を与えます。「どうせ生え変わるから大丈夫」と考えている親御さんは注意してください。乳歯に虫歯があると永久歯が生えてくるスピードが速くなります。つまり虫歯だらけの中に永久歯が存在することになるのです。
当然、永久歯の健康状態にも悪影響を及ぼします。正常な歯列形成を妨げたり、食べる機能の低下を招いたりするので非常に危険です。
また、幼少期に虫歯菌が繁殖した口内環境は、大人になっても引き継がれます。体の不調や糖尿病などの深刻な症状を引き起こす原因になるので、小さいころから虫歯を予防することはとても重要です。

お子様の予防法
食後はお口を綺麗にしましょう

一番効果的な予防法はしっかり歯を磨くことです。適切なブラッシングは口内環境を清潔に保ってくれるので、日々のオーラルケアを重視してください。(虫歯診断装置)

また、幼少期は正しい歯磨きが行われていない可能性があるので、親御さんが丁寧に教えてあげる必要があります。歯医者を受診して指導してもらうのも、しっかりとしたブラッシング技術が身につくのでおすすめです。

食事やおやつは規則正しく

虫歯を予防するためには、規則正しい食習慣が必要です。だらだらと食事をとっていると、常に口内が酸性状態になります。
酸は歯を溶かし虫歯を引き起こす原因になるので、朝食・昼食・夕食やおやつなど間食のタイミングを決めておくことが重要です。特に寝る前に何か口にすると、酸性状態になりやすいので注意しましょう。

食べるお菓子の種類に気を付ける

虫歯菌は糖分を好むので、キャラメルなど甘いお菓子は危険です。また、飴のように長時間にわたって口内に入れておくものもおすすめできません。
乳製品や果物などは酸を作る力が弱く、口内に残りにくいので、おやつにピッタリの食べ物です。ポテトチップスやえびせんは甘くなく酸も作りにくいですが、食べカスなどが残りやすいので注意してください。

1ヶ月~半年に1回の定期健診を

乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすく、定期的に検査してもらう必要があります。子どもの歯の状態で頻度は変わりますが、1ヶ月~半年に1回程度が目安です。
幼少期に口内環境を整えれば正常に顎が発達しますし、歯列もきれいになります。将来的な健康リスクを減らすためにも、定期検診は積極的に行うことがおすすめです。(歯科機器販売)