根管治療の成功率は、術前の歯の状態に大きく影響されます。Sjogrenらによれば、成功率は以下のようになっています[1]。
成功 総数 成功率
(1) 健康歯髄 69 72 96%
(2) 歯髄炎 188 195 96%
(2) 歯髄壊死 102 102 100%
(3) 根尖病変のある歯髄壊死 176 204 86%
(4) 再根管治療 169 204 98%
(5) 根尖病変のある再根管治療 58 94 62%
不明 9 9
総数 771 849 91%
この表からわかることは、病変のある歯「(3)、(5)」の根管治療の成功率は低くなるということです。さらに病変のある歯だけを見てみると、再根管治療の歯(5)の成功率は、初めて根管治療を行なった歯(3)の成功率よりも低くなります。
この研究はスウェーデンで行なわれ、学生が専門医の指導の下で治療したものなので、そのまま日本の根管治療に当てはめることはできませんが、無菌的治療法を行なえば根尖病変のある再根管治療以外の根管治療の成功率はかなり高いことが分かります。
根管治療の失敗
これまで述べてきた根管治療は、非外科的根管治療と呼ばれます。非外科的根管治療を行なったのに症状が再発した場合には、多くの場合に抜歯・歯根端切除などの外科的な処置が必要となります。通常、大臼歯部では抜歯となることが多く、前歯部では歯根端切除を行なうことができますが、歯の状況によって選択できる治療法は異なります。
続きを見る:https://www.oyodental.jp/
成功 総数 成功率
(1) 健康歯髄 69 72 96%
(2) 歯髄炎 188 195 96%
(2) 歯髄壊死 102 102 100%
(3) 根尖病変のある歯髄壊死 176 204 86%
(4) 再根管治療 169 204 98%
(5) 根尖病変のある再根管治療 58 94 62%
不明 9 9
総数 771 849 91%
この表からわかることは、病変のある歯「(3)、(5)」の根管治療の成功率は低くなるということです。さらに病変のある歯だけを見てみると、再根管治療の歯(5)の成功率は、初めて根管治療を行なった歯(3)の成功率よりも低くなります。
この研究はスウェーデンで行なわれ、学生が専門医の指導の下で治療したものなので、そのまま日本の根管治療に当てはめることはできませんが、無菌的治療法を行なえば根尖病変のある再根管治療以外の根管治療の成功率はかなり高いことが分かります。
根管治療の失敗
これまで述べてきた根管治療は、非外科的根管治療と呼ばれます。非外科的根管治療を行なったのに症状が再発した場合には、多くの場合に抜歯・歯根端切除などの外科的な処置が必要となります。通常、大臼歯部では抜歯となることが多く、前歯部では歯根端切除を行なうことができますが、歯の状況によって選択できる治療法は異なります。
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